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花も実もあるガマズミ - 神戸の望月

2017/11/15 (Wed) 10:07:58

pandaさん、おはようございます。

帰り花の目立つ季節になってきました。
こちらでは、樹木に関してはモチツツジの帰り花を目にすることが多いですが、ガマズミもこの時期開花していることが時々あります。
そんなガマズミの帰り花で、実を付けた柄から花序を展開しているものに出会いました。
同一の柄に実も花も付けていることになります。
果柄の基部から新たにこの秋花序が出来たようです。
果柄より花柄が新しいのが分かります。
何にせよ、紅白揃って吉兆です。

頭花の直径5㎝のオオユウガギク - 神戸の望月

2017/11/04 (Sat) 22:46:15

pandaさん、こんばんは。

いがりさんの『日本の野菊』では、オオユウガギクの頭花の直径は4㎝までとなっていますが、他の図鑑などでは3.5㎝までにしてあります。
私も4㎝ほどのものは、それなりに見ています。

Re: 頭花の直径5㎝のオオユウガギク - 神戸の望月

2017/11/04 (Sat) 22:49:44

先月下旬に頭花の直径5㎝はあるオオユウガギクに出会いました。
物差しを持っていなかったので、指でとりあえず計りました。

Re: 頭花の直径5㎝のオオユウガギク - 神戸の望月

2017/11/04 (Sat) 22:51:51

指に物差しを当ててみるとこんな感じなので、小さく見積もっても5㎝はあると思います。

Re: 頭花の直径5㎝のオオユウガギク - 神戸の望月

2017/11/04 (Sat) 22:54:38

同じ個体の他の頭花も総じて直径5㎝前後のものが多かったです。

Re: 頭花の直径5㎝のオオユウガギク - 神戸の望月

2017/11/04 (Sat) 23:02:08

オオユウガギクは地下茎で栄養繁殖していることが多く、群生しているように見えても個体数は少ないこともしばしばです。
このユウガギクは2m×5mほどの範囲によく茂っていましたが、8割くらいの頭花が5㎝前後の大きさだったので、1個体か2個体だけ生育していたのかも知れません。

Re: 頭花の直径5㎝のオオユウガギク - 神戸の望月

2017/11/04 (Sat) 23:05:43

茎の中下部の葉はこんな風です。冠毛の不揃いな点も確認しました。

Re: 頭花の直径5㎝のオオユウガギク - panda

2017/11/05 (Sun) 11:34:58

神戸の望月さんへ
こんにちは、オオユウガギクの写真をありがとうございます。
長崎ではヨメナと区別するのが難しく、冠毛まで観察しなければ、私にはわかりません。オオユウガギクのオオは、ユウガギクより大きいのだと思うのですが、ヨメナとは違いがでてくるのかなぁ…
沖縄のこまつなさんがコヨメナとヨメナの区別を悩んでいましたが、花がない時期に葉で区別がつくのかと、以前書いたブログを確認してみましたが、なんて雑な内容だろうと反省しました。
もう一回考えてみます。ありがとうございます。

Re: 頭花の直径5㎝のオオユウガギク - 神戸の望月

2017/11/06 (Mon) 21:52:02

pandaさん、こんばんは。

オオユウガギクとヨメナの区別は難しいですね。
他の点はともかくとして、冠毛の長さが0.5mmほどで揃っていればヨメナ、冠毛の長さが1mm前後でばらつきが多ければオオユウガギクと私は考えるようにしています。
いがりさんも書いておられますが、暫定的な基準で将来見直される可能性があるかも知れないにせよ、現在は最も信頼すべき特徴だと思います。
これも『日本の野菊』に記載されていることですが、オオユウガギクは茎が倒伏していることが多いのに対して、ヨメナは倒伏せず斜上していることが多いです。
また、これは『日本の野菊』には書いてありませんが、ヨメナの舌状花の花弁はオオユウガギクに比べてやや太いです。

コヨメナとヨメナは私も鹿児島で判断に迷ったことがあります。
ヨメナの冠毛の長さが0.5mm、コヨメナのそれが0.25mmと言うことになっていますが、現実にその長さを判断するのが難しいこともあります。
そこで私は「南九州以南で、小型で短冠毛の野菊を見たら、コヨメナと判断するのが現実的だ。」と言う『日本の野菊』の文章に従うことにしています。

通常のタイプより大きいものを紹介させて頂いたので、次に通常のタイプより小さいものを紹介させて頂きます。
それはサルトリイバラの実です。
画像の右側の枝が通常タイプのサルトリイバラで、実の大きさはどれもおよそ1㎝です。
左側の枝もサルトリイバラですが、実の大きさはどれも5mmほどで、コバノガマズミの果実と同じくらいの大きさです。

Re: 頭花の直径5㎝のオオユウガギク - 神戸の望月

2017/11/06 (Mon) 21:58:22

この実の小さなサルトリイバラは尾根筋の極めて日当たりの良い所に生えていて、樹高約1.5m、結んでいた果実16個は全て5mm位の大きさです。
葉も全て小ぶりで最大のものでも葉身3.5㎝です。

Re: 頭花の直径5㎝のオオユウガギク - 神戸の望月

2017/11/06 (Mon) 22:05:49

それに茎のトゲが全て、かなり大きいです。
受光量が多いため葉が小さくなったり、トゲが大きくなったりすることはよくあることですが、そのことのために実が小さくなることはないと思います。
周囲に結実しているサルトリイバラの雌株が3つありましたが、全て実の大きさは1㎝前後と普通でした。
来春、花を見ることを楽しみにしています。

Re: 頭花の直径5㎝のオオユウガギク - panda

2017/11/09 (Thu) 22:04:23

神戸の望月さんへ
日中は暑いくらいの長崎です。昨日は一時間ほど湿地の調査をしました。そのときサルトリイバラがありましたので、果実や葉の様子を観察してみました。こちらでも果実の大きさには多少大小ありましたが、5㎜というのは目にかかりませんでした。
葉の大きさは、手のひらより大きいものから3-5cmくらいの小さいものまであります。

屋久島で見たサルトリイバラのことを思い出しました。

花笑いだす - 陽だまり

2017/10/24 (Tue) 07:38:23

pandaさん、おはようございます。
台風一過、一気に涼しくなり庭ではツワブキが咲きはじめ花の秋は終りをむかえつつあります。この秋にあった良いことがこれ。笑いはじめた寒蘭のつぼみ。一週間たってわずかに隙間が広がるていどの緩やかな動きです。これは探し始めて17年、自生地を見つけて10年目にして初めて花をつけた株です。蕾が開く寸前の頃を笑い出すとも言うようです。

Re: 花笑いだす - panda

2017/10/27 (Fri) 11:38:54

陽だまりさん、お返事が遅くなってすみません。
良いお天気が続きますが、次の台風で明日は雨のようです。少しそれたので、大雨はまぬがれるかなとほっとしているところです。

まぼろしの寒蘭、もう咲きましたか?シャープな花のラインまた見せてください。

山道を走っていたら、キッコウハグマが咲いていました。いつみても可愛いですね。ハグマの中では小さくて一番かわいいと思います。

Re: 花笑いだす - こまつな

2017/10/28 (Sat) 23:06:42

pandaさん、陽だまりさん、こんばんは。
昨晩からの台風はほぼ沖縄直撃位の風雨でしたが、今夜になってそろそろ落ち着きました。九州には上陸していませんか。
陽だまりさんのカンランですが、「花笑いだす」という言葉がほんとにピタリと当てはまる画像ですね。自生地を見つけてから10年めの蕾ですか、ほんとにカンランの開花に出会えるのが今では稀としか言えない気がします。沖縄でも10年前には山で何度も見かけましたが、いつの間にかどこもかしこもみんな無くなっています。

pandaさんのキッコウハグマの花、葉が小さくて花も小さくて可愛いでしょうね。こちらでももう、地元のハグマが咲いてる頃です。山が落ち着いたら行ってみようかな。

写真は林道でみたキツネノヒマゴ。開花は年中って感じです。

Re: 花笑いだす - panda

2017/10/29 (Sun) 23:34:50

こまさん、こんばんは
沖縄はいつも台風の通り道で、こまさん大変ね…とテレビに話しかけてしまいます。長崎はなんてことなくて、どんぐりの秘密展のかかりをしていました。さすが、来園者は少なかったです (笑)

寒蘭はほんとに見かけないですね。でも寒蘭に限らず、沖縄の蘭たちも少なくなっているのではないかなと気になります。蘭にもかぎらないですね、希少種はそれだけでなくなってしまいそうです。

キツネノヒマゴ、キツネノマゴより花数が少ないように見えます。メマゴもいましたよね。どんな花なのか想像しています。ありがとう。

今日であったツチトリモチ、リュウキュウツチトリモチに会いたいなぁ…今日は足がだるくて明日歩けるのか心配です。

Re: 花笑いだす - 陽だまり

2017/11/01 (Wed) 07:35:27

pandaさん、こまつなさん、おはようござます。
咲いていました。まず、逆光ぎみの後姿。三角形の辺の長さは7cmの大輪でした。この株は花茎が2本上がって一本は2花、もう一本は1花。1花の茎はまだ未開花。

Re: 花笑いだす - 陽だまり

2017/11/01 (Wed) 07:36:43

横顔。

Re: 花笑いだす - 陽だまり

2017/11/01 (Wed) 07:40:09

自生地では開花を期待できないので、二つのラン坪から一株づづ他の山系に移植したものです。自生地は暗く、発芽はするものの成長が止まってしまうのです。

Re: 花笑いだす - panda

2017/11/02 (Thu) 00:34:35

陽だまりさん、こんばんは
後姿もきれいですね~、栽培品で私がみたのより、花弁がシャープでかっこいい!それに、赤い色合いもいいですね。これから移植したカンランが増えるかな?自然の中でみつかるなんてすごいです。
写真はずっと昔のカンラン、栽培品です。自生のカンランは見たことがありません。葉っぱは見たんですが、次の年は無くなっていました。

Re: 花笑いだす - 陽だまり

2017/11/02 (Thu) 07:39:54

台風の雨が残る中、午後から晴の晴れを期待して沢沿いを歩くとシーボルトミミズ、カタツムリ、サワガニがたくさんいました。これはムクの実?を抱えて移動中だったサワガにさん。
他にもキノコの切れ端を抱えたのもいました。
ラン科に限らす希少種は多くの種が数と生息地を減らしています。私は同じ山系での種まきと移植で増やす試みを始めました。

Re: 花笑いだす - こまつな

2017/11/03 (Fri) 00:25:00

pandaさん、陽だまりさん、こんばんは。
カンランは見事ですね~!自生でこういうのが見られるなんて、凄いです。見られるというより見つけ出す事が凄いですね。いつまでも残っていて欲しいです。種まきと移植、良い事だと思います。増えて欲しいですね。

私はこの3日間ずっと山の中や周りを歩き回って来ました。花期が丁度良かったのでカゴメランが可愛く咲いていました。

Re: 花笑いだす - panda

2017/11/03 (Fri) 23:48:32

陽だまりさん、こまさんへ
野山をあるけるようになるまで、どのくらいかかるのかなぁと、うらやましく写真を見ています。でも、11月に入ってプールへ通うことにしました。膝が動かないだけで、肩や腰や太ももやいろんなところが痛くなり、体を動かしたいのに動けない状況 笑

陽だまりさんに保護された植物たち、誰にも見つからず育ってほしいものです。こまさん、カゴメランも見てみたいなぁ…モクズガニに出会いました。

ネザサの白い葉 - 神戸の望月

2017/10/22 (Sun) 14:58:35

pandaさん、こんにちは。

この時期、こちらの山の裾や中腹では、時々この画像のような白い葉が目に付きます。
夏季にも目にすることはありますが、その頃のものは長くその姿をとどめていないことが多いです。
これはネザサの葉で、マダラガの仲間のタケノホソクロバの幼虫が葉の表面の組織と葉肉を食べた結果、薄く白っぽくなっています。
タケノホソクロバの幼虫は年に数回発生し、若齢幼虫は葉の表面組織と葉肉を食べ、老齢幼虫は葉の主脈以外の部分を全て食べます。
つまり、この画像の白い葉は、若齢幼虫が食べたあとで、付近にその姿がなかったのは、落下したか鳥に食べられたのだと思います。
夏季には発生する数も多く、活動も盛んなため、あっと言う間に主脈以外の部分が全て食べられてしまうことが多く、白い葉を目撃する機会に恵まれることが少ないように思います。

Re: ネザサの白い葉 - 神戸の望月

2017/10/22 (Sun) 15:00:13

その白い葉を拡大するとこんな感じです。

Re: ネザサの白い葉 - 神戸の望月

2017/10/22 (Sun) 15:02:04

一枚の葉が全て白くならず、部分的に表面組織と葉肉が食べられている場合もあります。

Re: ネザサの白い葉 - 神戸の望月

2017/10/22 (Sun) 15:04:02

食べられずに枯れて、薄茶色になった葉は、こんな感じですから、明らかに様子が異なります。

Re: ネザサの白い葉 - 神戸の望月

2017/10/22 (Sun) 15:05:37

主脈だけを残して食べられた葉はこんな風です。

Re: ネザサの白い葉 - 神戸の望月

2017/10/22 (Sun) 15:08:39

普段は嫌われ者で、鑑賞の対象にはならないネザサも、このタケノホソクロバの作品と言うべき白い葉は、人の目を楽しませてくれます。

Re: ネザサの白い葉 - 神戸の望月

2017/10/22 (Sun) 15:14:45

わが家では、年末にこのネザサの白い葉を採ってきて、削り花と見立て、サルトリイバラの赤い実などと一緒に生け、正月の飾りにしています。何年もドライ状態で変化せず、ほとんど傷みませんが、毎年新たに取り替えます。
今年もあとふた月とちょっとになりました。

Re: ネザサの白い葉 - panda

2017/10/23 (Mon) 22:04:21

望月さん、こんばんは
また面白いものをありがとうございます。ササの縁が白いものや、矢羽模様になったカヤなど趣がありますよね。山で出会うとうれしくなります。これは虫食いなのにきれいです。シソ科の葉など葉脈だけになるように食われていたりすると、芸術にみえたりもします。
タケノホソクロバに食べられたササは、きれいですね。今年もお正月飾りにできるといいですね。

ヤブムラサキの紫の葉 - 神戸の望月

2017/10/03 (Tue) 23:50:53

pandaさん、こんばんは。

光田先生のヤブムラサキのコメントを拝読して、10年ほど前にヤブムラサキの紫の葉を見たのを思い出し、画像を探すと見つかったので紹介させて頂きます。
ヤブムラサキの黄葉はなかなか見事です。紫の果実との対比も目を楽しませてくれます。
このヤブムラサキの幼樹を撮影したのは11月中旬ですが、黄変せず、紫に色づいていました。

Re: ヤブムラサキの紫の葉 - panda

2017/10/05 (Thu) 11:42:41

望月さん、きれいなヤブムラサキの葉ありがとうございます。長崎はヤブムラサキは多くて、あっちこっちで見かけます。ぽやぽやした花や果実は見栄えではコムラサキに負けますが、可愛いですよね。
こんなに紫いろになるのですね。ちょっとの変化も見逃さない望月さんを見習わなくては…

紫つながりで、庭のナガサキギボウシです。でもギボウシの見分けって難しいです。

Re: ヤブムラサキの紫の葉 - 神戸の望月

2017/10/05 (Thu) 17:18:26

pandaさん、こんばんは。

ナガサキギボウシの絶妙な紫の色は高貴な感じがして素敵ですね。初めて拝見しました。名前も知りませんでした。おかげさまで一つ知識が増えました。ありがとうございます。

画像は「枯れる前の紫」つながりで、(おそらく)ミヤコザサとチマキザサの雑種の花です。9月半ば頃に秋の花を咲かせ、花粉の放出も終わり、葯が枯れる前に紫色になっています。写したのは10月の最初です。包穎の紫はやや色あせてはいますが、花の最盛期とそれほどは異なっていません。

Re: ヤブムラサキの紫の葉 - panda

2017/10/08 (Sun) 00:17:21

望月さん、こんばんは
イネ科も秋には紫になるものがありますよね。とてもきれいな色です。でもミヤコザサとチシマザサの雑種を見分けるのは、まだできそうにありません。
イネ科といえば、田んぼの色がいろいろできれいです。

切れ込みすぎのノブドウ

Re: ヤブムラサキの紫の葉 - 神戸の望月

2017/10/08 (Sun) 19:50:45

pandaさん、こんばんは。

わー、面白い葉っぱですね。ノブドウと聞かなければ全く分かりません。こう言うの大好きです。ナナフシの組体操を連想しました。運動会のシーズンですし。
ところで長崎にはミヤコザサやチマキザサはあるのですか。

画像は葉が切れ込み過ぎなハナヤクシソウです。
標本に採ったものを写しています。

Re: ヤブムラサキの紫の葉 - 神戸の望月

2017/10/08 (Sun) 19:52:40

同じ個体の違う部分です。

Re: ヤブムラサキの紫の葉 - 神戸の望月

2017/10/08 (Sun) 19:56:29

これも同じ個体の違う部分です。
こんな葉のような形の昆虫が熱帯にいたと思いますが、名前が思い出せません。葉に擬態するやつです。

Re: ヤブムラサキの紫の葉 - panda

2017/10/12 (Thu) 00:19:56

コノハムシ、コノハムシですか?

望月さん、こんばんは。なんだか気になって調べてみたら面白い虫たちがたくさん出てきました。アケビコノハは時々見かけるのですが、写真に撮れたことはありません。こんな虫たち大好きです。

Re: ヤブムラサキの紫の葉 - 神戸の望月

2017/10/13 (Fri) 17:02:03

pandaさん、こんばんは。

そうです、コノハムシです。こんな忘れようがないような名前が出てきませんでした。
先日も何とかチーズの残りのかたまりをてっきり豆腐だと思い、水につけて冷蔵庫にしまった所、溶けてべちゃべちゃになってしまいました。

紫つながりで、ヌルデの紫の虫こぶです。8月下旬に写しました。こんな色のヌルデの虫こぶは初めて見ました。

Re: ヤブムラサキの紫の葉 - 神戸の望月

2017/10/13 (Fri) 17:33:38

こちらではヌルデなどのウルシ科の植物が、いつもよりはお遅めながら他にさきがてて紅葉し始めました。
何という贈り物でしょう。

『神の木』(川瀬敏郎 光田和伸/新潮社 2010)と言う本に載っているヌルデに関する記述を紹介させて頂きます。

白膠木(ヌルデ)は、昔、この国のひとびとの暮らしに深くかかわった木である。ひとつの木にどれほどの方言名があるかという調査をたんねんに行えば、まちがいなく五本の指のうちに入るだろう。白膠木はかつて、それほど気になる木であった。白膠木のふしぎさ、面白さは、その百にも余る方言名が「フシノキ」「カツノキ」「シオノキ」など、十前後のグループにまとめられるものの、そのグループ相互にどうも関連が見られないことである。それは白膠木とひとの関わりが極めて古く始まったこと、関わり方が多様に分化していったことを示している。

・・・かと思えば、ひつぎの中、黄泉道へ旅立つ死者の傍らに添える杖が白膠木である。戦陣の軍配を作る木であり、密教で祈りの護摩木につくり、また女たちのお歯黒のもとを作る木であった。われわれの生と死にこれほど深く関わった木が、今は一顧もされないで、路傍に立ちつくしているのである。

白膠木の実は十月に熟し、小さな種はびっしりと白い粉に覆われている。嘗めると強い酸味があって、塩からい。リンゴ酸カルシウムなのだという。鳥たちを、甘味ではなくミネラル分で誘っているのである。岩塩を産出しない日本の山地では、塩は黄金にも等しかった。労働、長旅あるいは戦闘、そうした疲労には塩と酢が劇的な賦活作用をもたらす。日本書紀に、崇仏論争に起因する物部守屋(もののべのもりや)との戦争に際して、聖徳太子が白膠木の木で四天王像を刻んで戦勝を祈ったことが見える。大阪の四天王寺の縁起である。ここから白膠木は勝軍木(しょうぐんぼく)、すなはち勝ち戦の木と呼ばれるのだが、戦闘と白膠木との更に先立つ長い関わりを考えてもよい。

Re: ヤブムラサキの紫の葉 - panda

2017/10/14 (Sat) 09:42:20

望月さん、ヌルデの紹介ありがとうございます。お歯黒と塩のことは知っていましたが、「黄泉道へ旅立つ死者の傍らに添える杖」「勝ち戦の木」の木とは知りませんでした。

ヌルデの塩はなめたことがあります。観察会で「昔は塩の代わりにしていた」ということで、おそるおそるなめてみました。それまで、ヌルデはかぶれるとばかり思っていたので、目からウロコでした。
長崎はハゼ紅葉がきれいです。こちらは蠟燭を作るということで植えられたそうですが…

Re: ヤブムラサキの紫の葉 - 神戸の望月

2017/10/15 (Sun) 13:38:52

ヌルデについて、もう少し書かせて下さい。

聖徳太子はなぜヌルデの木で戦勝祈願の四天王像を彫ったのかと言う興味深い問題があります。
飛鳥時代の仏像はクスノキで作るのが通例ですから、ヌルデは異例の素材です。
聖徳太子は四体の像を髪に括り付けて戦勝を祈願したと言うことになっていますから、小高木のヌルデの細い幹から作ったのはごく小さな像と考えられます。
それでも、柔らかい彫刻には不向きなヌルデを使用したのは、やはりそれなりの理由があるはずです。
これは私の推測ですが、仏教が伝来するよりずっと前から、ヌルデの実のリンゴ酸カルシウウムが疲労回復の特効薬として用いられ、ヌルデの虫こぶを乾かした五倍子(ふし)に含まれるタンニンが止血作用のある傷薬として使われていたため、戦争には欠かせない薬用植物だったヌルデに聖徳太子は四天王像を彫ったのだと思います。
いくさで使う軍配をヌルデで作ったり、戦場で切り落とした敵将の首をさらす時、下にヌルデの枝葉を敷く日本独自の過去の風習も、やはり疲労回復薬、傷薬としてヌルデが重宝されていたことに起因するのだと考えられます。

紫つながりで、10月の初めに見たスズダケの秋の花です。花序が引っかかって展開出来ていません。小花(包穎)の紫は個体により濃淡様々ですが、これは最も濃いタイプです。

Re: ヤブムラサキの紫の葉 - panda

2017/10/17 (Tue) 15:50:24

望月さん、ヌルデのお話ありがとうございます。
植物を人間がどう利用してきたのか?昔の人たちの知恵を知るのは面白いですね、また機会があれば教えてください。

たぶんスズタケの花だと思うのですが…祖母に登ったときみかけました。雨でぬれているので濃いですね。

Re: ヤブムラサキの紫の葉 - 神戸の望月

2017/10/17 (Tue) 23:06:10

pandaさん、こんばんは。

貼って下さった画像はたぶんスズダケですね。と言っても画像で分かった訳ではありません。
以前、祖母山に登った時に私も上の方で出会いました。
スズダケは植物の名前に暗いクライマーにも、わりとその名を知られた「有名なササ」です。
それは日本各地のブナ帯の登山道沿いにしばしば繁茂していて、嫌でも目にする機会が多いためだと思います。
ヌルデほどではありませんが、スズダケにも方言名がたくさんあり、かつては日本人の生活にそれなりに関わっていたようです。
主要な用途は行李の縁巻きで、秋に1年生の稈を採って使ったとものの本に書いてあります。2年目以降の稈は弾力性を失い折れやすいからです。
兵庫県の小川谷と言う所で1977年にスズダケの花序のある標本が採られていて、同じ所で2016年、2017年に開花したのでスズダケの開花周期の一例として、およそ40年と言う数字が分かっています。

ヨモギがきれいに色づいていました。

Re: ヤブムラサキの紫の葉 - panda

2017/10/19 (Thu) 21:55:07

望月さん、こんばんは
いい色のヨモギですね、こんなに色づいたのは見たことないかも。

スズタケは行李の縁巻になるのですね。1か月前に「子どものころ、柳の皮をはいで、こうりやに売りに行っていた。」という、植物園のボランティアさんの話に「柳の枝を氷屋さんに持っていって、アイスの棒にするのですか?」と尋ねて笑われたばかりです。行李は私の母の時代までは使われていたようですが、物置にそんなものがあったな、くらいしか記憶がありません。柳でできていて、スズタケで縁を巻くのですね。私の中でイメージが完成しました。

ウリノキの果実もきれいな色でした。

残念なこと - 陽だまり

2017/10/12 (Thu) 07:30:09

この秋は雨が多いですね。
この秋は嬉しいこともありましたが残念なこともありました。
先週、シュスランのポリネータ調査にインターバル撮影専用のカメラをセットし、三時間ほどして戻るとなくなっていました。シュスランに被害がなくて良かったです。忘れ物と思って持ち去ったかもと思って警察へ。すると、それは窃盗にあたるので被害届をだしてください。現場検証に行きます。え~! 大変ですよ~・・・。

Re: 残念なこと - panda

2017/10/12 (Thu) 13:02:33

インターバル撮影でカメラを置いてくるなんて、日本だからできるのかもしれないけれど、それでも、こんな日がくるのですね。「監視カメラを設置しています」なんて書いても、監視カメラをみつけて壊してもって行くのかも。
シュスランに被害はないなんて、陽だまりさんらしいけれど、私は怒っています!

アオネカズラはヘゴ板(古いものを分けてもらった)につけて、水をはった受け皿にたてかけています。もう今新芽がでて根が伸びてきました。ブロック塀を這わせてみようと思ってます。見事に成功したら写真をあっぷしますね。フウランはまだ根を張るところまでは成長していません。

Re: 残念なこと - 陽だまり

2017/10/13 (Fri) 03:18:23

2012年から、ビデオカメラやコンデジなどでもやってきましたがなくなったのは初めて。今回はあまり人が登らない山なので気にしていませんでしたが油断大敵ですね。二台セットしていたうちの一台でした。もう一台は少し離れたところだったので気づかなかったのでしょう。
立木についたアオネカズラは大きな葉を広げているので、倒木から救出したものは葉の展開が遅いですね。山で枯れかけていたのかもしれません。フウランは丈夫なランです。根は傷んでなかったので大丈夫だと思います。

カメラがなくなる前に撮影したモミジガサの花。

Re: 残念なこと - panda

2017/10/14 (Sat) 10:07:37

陽だまりさん、こんにちは
2台目のカメラには盗人の写真はなかったのでしょうか?写っていても、特定するのは公開でもしなければ難しいでしょうね。
フウランは楽しみにしています。
最近は散策できていなので、どんな花が咲いているのかわかりません。道端にはセイタカアワダチソウがはなざかりです。モミジガサの写真ありがとうございます。

秋盛り - 陽だまり

2017/10/07 (Sat) 09:09:11

紅葉には早いですが花の秋は今が盛り。足はよくなってきましたか?
今年は夏以降に雨が多いせいか例年とは違ったものを目にします。2.5m丈の庭のコスモス、200個もあるジャコウアゲハの蛹、カンランに花芽がついた等々。これはドウダンツツジに付いたジャコウアゲハの蛹。食草がウマノスズクサとは聞くものの辺りをいくら見回してもウマノスズクサがないのです。違う食草もあるんじゃないかと疑ったりもしましたがウマノスズクサでした。小さいのです。丈は10~20cm。花が咲くようなサイズは皆無。幼虫に柔らかい葉を食いつくされて花を咲かせるほど大きくなれないようです。

Re: 秋盛り - panda

2017/10/08 (Sun) 00:59:58

陽だまりさん、こんばんは
歩けるようになったので、近くの公園にキノコ探しにでかけたら、痛みがぶりかえしてしまいました。やはり、しっかり治さなければならないようです。

ジャコウアゲハがドウダンツツジを食べるのですか?さなぎの色もドウダンツツジ色ですね。私もアリストロキア酸で調べてみましたが、さっぱりわかりませんでした。このドウダンツツジ何か毒素をもっているのかな?

名前も好きなダンダラテントウ

Re: 秋盛り - 陽だまり

2017/10/09 (Mon) 22:52:56

なにはともあれ順調に回復しているようで何よりです。
ジャコウアゲハはドウダンツツジで蛹になっているだけです。フェンス、木製のベンチの足、プラスチックのポール、コンクリートの電柱と手当たり次第に蛹を作っています。ウマノスズクサは青臭い臭いがするだけでカンアオイような臭いはなかったです。草をかき分けて探すと写真のように小さいのがたくさん見つかりました。卵は最下の2-3枚に産み付けられていて上部の葉は卵がないと偶然現場で出くわした虫屋さんの話。
ダンダラテントウの模様は一様でないと今回知りました。図鑑で調べてもわからなかったはず。ありがとうございました。

Re: 秋盛り - panda

2017/10/11 (Wed) 00:49:36

陽だまりさん、こんばんは
ジャコウアゲハはやっぱりウマノスズクサを食べていましたか?よかった。これで一安心です。

テントウムシの柄は、ダンダラテントウに限らず模様に変異があるものがあるのですね、私も勉強しました。と…いっても名前を覚えたわけでなくて、ナミテントウなんて赤なのか黒なのか星がいくつあるのかさえ分からないではありませんか!びっくり (^^ゞ

カシワの葉っぱなのに…変なドングリ。

コウトウシラン - こまつな

2017/09/26 (Tue) 16:17:35

 pandaさん、こんにちは。
 お花をプレゼント。一昨日出かけた草地に生えていたもので、以前は色が紅いのもありましたが、持っていかれたのかすっかりなくなって、淡い色だけ残っています。これも良い色と思いますが。最近は荒れ放題になって誰も見に来なくなっているみたいな所で、小株も増えていました。

Re: コウトウシラン - こまつな

2017/09/26 (Tue) 16:20:44

草をかき分け、ちょっとだけ濃いめのも探しました。

Re: コウトウシラン - panda

2017/09/28 (Thu) 23:59:53

こまさん、お花のお見舞いありがとうございます。こっちを向いた顔が可愛いですね。

膝はずいぶんよくなって、室内では松葉杖なしで歩けるようになりました。
コウトウシランきれいですね。沖縄はランの宝庫で羨ましいです。でも、そうたやすく会えないのでしょうね。

初めて見た…アケビコノハの幼虫、蛾も見てみたいです。

何の花でしょう - 平家蟹 URL

2017/09/28 (Thu) 20:00:46

海岸沿いの乾燥した建物跡地に生えていました。
これで50cmくらいですが高いのは1mくらいありました。
下の方ほど枝が広がっているので全体が円錐形になっています。

Re: 何の花でしょう - 平家蟹 URL

2017/09/28 (Thu) 20:03:33

花はヨモギに似ています、大きさは長さ1.5mm幅1mmくらい(目測です)
キク科らしい柱頭が出ています。
葉は針状、よく見ると3出しているように見えます。
ご存じの方がいましたら教えてください。

Re: 何の花でしょう - panda

2017/09/28 (Thu) 22:09:42

平家蟹さん、こんばんは

カワラヨモギしか思い浮かばないのですが、どうでしょう?
http://nannjyamonnjya.blog68.fc2.com/blog-entry-581.html

前にアップしたことがあるのですが、内陸のものは葉が細いです、

Re: 何の花でしょう - 平家蟹 URL

2017/09/28 (Thu) 22:24:28

ありがとう、カワラヨモギでしたか。
場所が場所だからもうてっきり外来種かと思い(^^;)
ヨモギでも色々検索したけどカワラヨモギ出てこなかったな。
ここは内陸でもないし河原でもなく乾燥した場所なんですけどね。
気分転換で散歩コースをちょっと変えて見つけました。
新規の花をゲットできたのでまーいいか(笑)

サトイモの花 - 平家蟹 URL

2017/08/30 (Wed) 20:31:05

超珍しいサトイモの花が咲きました。
本日マイブログにアップ、と宣伝の為に投稿ヾ(^^;)

Re: サトイモの花 - 陽だまり

2017/09/02 (Sat) 07:24:30

ご無沙汰しています。
一気に涼しくなりましたね。梅雨化明け宣言後も北九州の北側に前線が居座り、青空と積乱雲を見ることなく秋がやってきた感じです。

サトイモの花は珍しいですね。2回見たことがあります。平家蟹さんのとは違って畑の栽培品です。畑の花は葉が大きく茎が長いので、咲いていても気づかないことがありそうです。

Re: サトイモの花 - 陽だまり

2017/09/02 (Sat) 07:31:44

先週、久々の山歩き中に大木の枯れ木が倒れていました。アオネカズラが目に付いたのでさらに探すとフウランがいっぱい。
どちらもできるだけ救出してきました。
目下引き取り先を募集中です。いりませんか?

Re: サトイモの花 - panda

2017/09/03 (Sun) 04:25:09

平家蟹さん、こんばんは
里芋の花、初めて見ました。サトイモ科の花はみんな似たような花だとたかをくっくっていましたが、里芋の花はいいですねぇ、カラーみたい。
そうそう、けっきょく前の家でひっこぬいてばかりいたカラーを連れてきて、カイズカイブキの根元にうえましたよ。ここなら増えてもいいからって (^^ゞ

Re: サトイモの花 - panda

2017/09/03 (Sun) 04:33:00

陽だまりさん、畑の里芋の花ありがとうございます。私も畑をはじめました。といっても、まだネギを植えただけです。これから何を植えようかなぁと思案中。レタスの花も見たいし、里芋も見たいし…(^^ゞ

フウランください。着払いでいいので、アオネカズラは難しいかなぁ…でも育ててみたいです。花壇にはキキョウが咲いています。ホタルブクロやコゴミも芽を出してきました。希少種を育てていた鉢からいろんな芽が出てきています。今度は自分の庭で育ててみようと思っています。毎日1時間くらい畑作業です (^^ゞ

Re: サトイモの花 - 陽だまり

2017/09/03 (Sun) 08:14:38

pandaさん、おはようございます。
先週からイチジクが熟し始めました。これは今朝の収穫。畑は収穫もですが、何を植えるか決めるのが楽しいですね。
フウラン、アオネカズラの件は了解しました。送付先をおねがいします。アオネカズラは採集しきれず、まだ倒木に残したままです。どちらも公共施設に持参して誰でも見られるようにしました。
今日はラン科の共生菌を研究している学生さんを連れて山歩きです。

Re: サトイモの花 - panda

2017/09/03 (Sun) 21:26:54

わーい!やったぁ、モミジの木につけてもいいですか?
まだ木の名前がわからないのが何本もあるので、よく調べてみます。
それから、美味しそうなイチジクですね、食べごろみたい。私もさっき実家のイチジクでジャムを作ったところです。イチジク大好き!家で取ったものは完熟なので美味しいです。でも一昨日は主人がとってきてくれたのは、まだ固く甘みがなかったので、今日見てみたら熟しすぎのもあり、あわててジャムにしました。ヨーグルトを食べるのが楽しみです。


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