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五月のヤブツバキ - 神戸の望月

2017/05/22 (Mon) 22:30:29

pandaさん、こんばんは。

つつがなく、お戻りになられたようで何よりです。
こちらでは五月の下旬になってもヤブツバキが標高800m位の谷筋などではまだ開花しています。ヤマツツジ、ツリガネツツジ、ベニドウダンなどと、競って花を咲かせていることも多いです。

その五月のヤブツバキの花には他の時期の花にはあまり見られない特徴があります。それは花弁の脈が明らかに目立っていることです。冬から四月中旬頃までに咲くヤブツバキの花は、花弁の脈が目立ちませんが、四月下旬頃以降に咲く花は花弁の脈が顕著です。
この画像の五月下旬の花を見て頂いてもお分かりになると思います。右側の上の方に新しく展開して来た若葉があります。

五月以降のヤブツバキの花を訪れる鳥はほとんどいないです。そこで、ヤブツバキはその時期、赤い色には反応しない虫を呼ぼうとして、蜜標の役割を持たせるために花弁の脈を目立たせる戦略をとっているのなら面白いのですが、どうもそう言うことではなさそうです。
と言うのはその戦略が成功しているのなら、五月の花もそこそこ結実するはずです。でも、実際は五月の花はまず実を結びません。虫はよく来ていますが、上手く花粉は運ばれないようで、やはりメジロなどの小鳥が頭を突っ込んで蜜を吸った時に花粉が運ばれやすい花の構造になっているようです。

五月のヤブツバキの花弁の脈が目立つのは気温のせいだと思います。標高800m付近では、五月下旬でも朝晩はぐっと冷え込み、日中は25度位になることもあります。他の開花期にはないこの気温差が関係しているように思いますが、科学的に説明する能力はありません。

この後にもいくつか、五月下旬のヤブツバキの花を紹介させて頂きます。

Re: 五月のヤブツバキ - 神戸の望月

2017/05/22 (Mon) 22:33:58

これも五月下旬の花です。花弁の外面を見ても脈が顕著です。

Re: 五月のヤブツバキ - 神戸の望月

2017/05/22 (Mon) 22:36:01

花の右側にだいぶ大きくなった若葉があります。

Re: 五月のヤブツバキ - 神戸の望月

2017/05/22 (Mon) 22:38:37

やはり花弁の脈が目立っています。

Re: 五月のヤブツバキ - 神戸の望月

2017/05/22 (Mon) 22:40:47

ポリネーターが来ています。花粉が狙いでしょうか。

Re: 五月のヤブツバキ - 神戸の望月

2017/05/22 (Mon) 22:46:22

これも五月下旬の花です。花の左側にだいぶ大きくなった青い実があります。3月頃に開花結実したものだと思います。一本の木の中にこれだけ咲く時期の異なる花があるのがヤブツバキらしい特徴です。

距が2つあるスミレ - 平家蟹 URL

2017/05/14 (Sun) 19:20:33

葉がワサワサ茂った状態のスミレは撮ったことがないので撮ってみました。
オオタチツボスミレかなとも思ったんですけどね。

Re: 距が2つあるスミレ - 平家蟹 URL

2017/05/14 (Sun) 19:22:31

特に選ぶこともなく真っ先に撮ったのがこれ
あれ、距が2つある。
花が重なっているのかなとも思ったけどそんな様子もないし

Re: 距が2つあるスミレ - 平家蟹 URL

2017/05/14 (Sun) 19:23:50

真上から見ると確かに距が2つあります。
後ろからも撮っておけばよかった。

Re: 距が2つあるスミレ - 平家蟹 URL

2017/05/14 (Sun) 19:28:28

正面から見ると普通2枚の上弁が3枚あります、やはりおかしいわ。
そろそろスミレシーズンも終わり、この日撮ろうと思ったスミレはこれだけ、
それでこんなのが見つかるもんな、何かオーラでも出ていたんだろうか(笑)

托葉が櫛歯状でしたがタチツボスミレではないし距が白くないからオオタチツボスミレでもないし
ニオイタチツボスミレとの交雑種マルバタチツボスミレでしょうか。

Re: 距が2つあるスミレ - panda

2017/05/15 (Mon) 20:52:36

お宝発見ですね。
二つ距を持つ奇形なのに、さわやかな顔をしてるんですね。私も多距のスミレ、見たことがあるのですが、いつ見たのか、どこで見たのか思い出せません。ふっと思い出したら、画像を追加しますね。
それではおやすみなさい。

女性化したミツバアケビ? - 平家蟹 URL

2017/04/27 (Thu) 15:44:27

ミツバアケビの雄花序のように見えますが全て雌花です。

Re: 女性化したミツバアケビ? - 平家蟹 URL

2017/04/27 (Thu) 15:46:06

上の方は本来の雌花序ですが(それでも数は多い)下の方は雄花序になるはずなのに全て雌花になっています。

Re: 女性化したミツバアケビ? - 平家蟹 URL

2017/04/27 (Thu) 15:47:58

これで全て果実になったらグレープフルーツならぬグレープアケビ(笑)
雄花が雌花化することがあるんでしょうか。

Re: 女性化したミツバアケビ? - panda

2017/04/27 (Thu) 20:58:22

へんなの~^m^
みんな雌花って・・・なにをどう間違えたらそうなるんだろ・・・私には笑ってごまかすことしかできません。どなたか追加コメントがあると楽しそうなんだけど・・・
今日であったエビネ、タカネかな。

Re: 女性化したミツバアケビ? - 陽だまり

2017/05/09 (Tue) 07:06:27

みなさんお早うございます。
平家蟹さんのアケビの花は面白いですね。来年もこのように咲くのか興味深いところです。
こちらはアケビの雄花と雌花の色違い。このタイプは時々みかけます。アケビは雑種ができ、そのせいか変異の幅がひろい植物のように思えます。

Re: 女性化したミツバアケビ? - 陽だまり

2017/05/09 (Tue) 07:22:15

pandaさんのエビネはタカネですね。
環境的には悪くなさそうなので、盗られなければ毎年一芽くらいは増えそうな感じです。
昨年からポリネーターの調査に使っているタカネの一型です。去年5本、今年は9本の花をつけました。良く香ります。

Re: 女性化したミツバアケビ? - panda

2017/05/09 (Tue) 16:58:54

陽だまりさん、こんにちは
すばらしいタカネですね、輝いています。キエビネなど貴重がられるけれど、私はタカネのほうが綺麗だと思います。エビネの色の変化は楽しいですね。
それから、白っぽい雄花のアケビは私もみたことがあります。青っぽいのもみたことがあるので貼ってみますね。

Re: 女性化したミツバアケビ? - 陽だまり

2017/05/10 (Wed) 07:31:03

ヒスイカズラのような雄花の色ですね。この色は見たことがありません。写真は野草栽培家が好みそうなキエビネの素心。
蕊柱の縁にごく薄い赤い線が残りますが、ほぼ素心。
最近、キエビネに見えても花が小さかったり、距が長く曲がっていたりするキエビネ風のタカネが増えています。本来のキエビネが激減中。私のフィールドではシカの食害がなくほぼ盗掘です。最近の盗掘は根こそぎ型なのでたちが悪いです。私の知人は見つけ次第没収、自宅の山林に立ち入る人を見たら直ちに退去させていると言っていました。もちろん個人所有の山林です。

Re: 女性化したミツバアケビ? - panda

2017/05/10 (Wed) 20:42:11

陽だまりさん、こんばんは
黄色くてもキエビネ風タカネがあるんですね。私は区別できていないかも。これは里山の人家の近くに植えてあったキエビネだと思ってましたが・・・
花は近くのエビネより大きかったです。これだとキエビネでOKですか? タカネ?

Re: 女性化したミツバアケビ? - panda

2017/05/10 (Wed) 20:47:40

こちらは山奥の人気のないところのキエビネ。どちらも同じに見えます。花弁がちょっと柔らかそうな感じがします。

Re: 女性化したミツバアケビ? - 陽だまり

2017/05/11 (Thu) 08:23:14

写真では大きさがわからないので確実ではありませんが、どちらもキエビネで良いと思います。ただ上のキエビネはわずかにエビネがかかっているかもしれません。
典型的なキエビネは花の大きさ(左右の側萼片の幅)が50-70mmです。これより小さいとタカネの可能性が高くなります。
距の先端が子房の1/2以下で弓形に曲がらない。唇弁、花弁、萼片は裏表とも同色。唇弁の中央裂片の先端が二つに裂けないこと等が標準的なキエビネの特徴です。
写真は13年間観察しているキエビネ。『吾輩はキエビネである。文句のある奴はいるか?』と言っているような。花は70mm、高さ700mmで最大級のものです。

Re: 女性化したミツバアケビ? - panda

2017/05/13 (Sat) 00:30:02

陽だまりさん、キエビネの特徴ありがとうございます。
おおまかな区別はできそうです。
それにしても、花は70mm、高さ700mmなんてすごいですね。つい、50cmものさしを立てて、これ以上なのかとおどろきました。

今日は雨の中を平戸周り、変なキノコを見かけました。ウスキキヌガサタケみたいなのですが、黄色いスカートが柄にぴったりはりついていました。調べてみたらキイロスッポンタケのようです、ガックリ

Re: 女性化したミツバアケビ? - 陽だまり

2017/05/13 (Sat) 06:51:56

おはようございます。
これはキイロスッポンタケ。これまで二度しか見たことがありません。
上のキノコもこれではないでしょうか?
今からすぐ近くの観察会の下見です。

Re: 女性化したミツバアケビ? - panda

2017/05/14 (Sun) 06:32:10

陽だまりさん、おはようございます。
キイロスッポンタケでいいのですね、ありがとうございます。最初みんなでウスキキヌガサタケ?と大騒ぎしたのですが、なんとなく違和感。でも柄の黄色い部分は皮のようにはがれ2層になっていました。それで、ウスキなんだろうなと落ち着いたのですが、帰って調べてみるとキイロスッポンタケは2層になると書いてありました。
キヌガサタケの仲間はこの表面の1層が発達したのかな?

栄養繁殖するツクバキンモンソウ - 神戸の望月

2017/04/26 (Wed) 23:15:13

pandaさん、こんばんは。

今回観察したツクバキンモンソウ171個体のうち、栄養繁殖しているものは6個体でした。その割合は約3.5%です。

この画像の個体は6個体の集団の中の1つです。3つのラメット(ramet 連結している横走根を切っても独立して自活するだけの潜在能力を持った形態上の単位)が1つのジェネット(genet クローン全体の集合を一つとみなした単位)を形成していて、地表に見える茎の数は5本あり、その点では最大規模の栄養繁殖している個体でした。

ツクバキンモンソウは集団の規模が小さいと、生育環境が悪くなくても、個体数がなかなか殖えません。と言うことは、自家受粉はおそらくしていないと考えられます。
5年前に2個体だけだった集団を、環境が悪化しないように配慮しながら見守っていますが、いまだに2個体だけです。たぶんその2個体の遺伝的な近親さが強いため、種子稔性率が低いのだと思います。

この画像の個体のように、小集団の中の一員が栄養繁殖をしていると言う事実から、種子による繁殖が困難な状況にある個体が栄養繁殖を行いやすいのではないかと言う推測が成り立ちそうですが、次に示す例は必ずしもそうではないことを語っています。
(続きは後日にと言うことで、ご容赦下さい。)

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - panda

2017/04/27 (Thu) 21:48:02

望月さん、こんばんは
深く追求されていることは、どこかで発表されるのでしょうか?「集団の規模が小さいと、生育環境が悪くなくても、個体数がなかなか殖えない」と言うのは、自家受粉しない植物がそこに芽生えたとき悲しいですね。でも、そのために栄養繁殖もできるようになるというのは植物らしいたくましさで応援したくなります。
続き楽しみにしています。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - 神戸の望月

2017/04/27 (Thu) 23:45:59

pandaさん、こんばんは。

次の話はまだなのですが、ご質問があったので答えます。
マツモムシさんとpandaさんの掲示板以外に発表したことはありません。
去年pandaさんもマツモムシさんの所で、長崎のコアカソについて投稿して下さいましたが、コアカソについては、まとまれば発表する予定があります。何せ膨大な分布量ですから、丹念に見ていると、とても時間がかかります。
でもそうした作業が結構性に合っているので、苦痛に思うことはありません。

いつも標本を見て頂いている先生に、なんでそんなに標本を集めるんですかと聞いたことがあります。
「仕事やからな。」と言う返答を予想して。
ところが、「いつか誰かの役に立つかも知れへんやろ。」と言うお答えでした。

私の植物観察は仕事ではなく、趣味です。自分のための娯楽です。それでも、ひょっとしたら知り得たことを、こうした場で発表させて頂くと、おこがましいですが、それを見た誰かの何かの役に立つかも知れません。
少なくとも朝食の話題くらいにはなるかも知れません。夕食でも良いのですが。
いつもそんな気持ちでこの場をお借りしています。

画像は栄養繁殖つながりで、ミヤマカタバミです。今年は遅い開花でした。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - 神戸の望月

2017/04/28 (Fri) 23:39:31

pandaさん、こんばんは。

この画像のツクバキンモンソウは、左側の茎1本のラメット、右側の茎1本のラメット、それにその中間(右寄り)の茎が折れ根だけが残るラメットで構成されています。
一番右のラメットの茎の最下部から右に伸びる茶色のものは横走根で、その先にラメットはありません。あるいは、あったものが枯れたのかも知れません。

このジェネットは2本ある茎のどちらも花芽を付けるだけの大きさに育っていませんが、それでも3つ(あるいは4つ以上)のラメットから成っています。
このことは私には驚きでした。それはラメットが花芽を付ける大きさに成長しないと横走根を出すことはないように思っていたからです。走出枝を出す植物では通常、花後にそれが出ることが多いので、ツクバキンモンソウの場合も同様だと想像していてました。

そしてこのジャネットは63個体の集団の中の一員です。そのことから、小規模でない集団にも栄養繁殖をしている個体が含まれていることになり、種子による繁殖が困難だと考えられる小規模集団だけが必ずしも栄養繁殖する個体を生み出しているのではないことになります。

まだ2つの栄養繁殖をしているツクバキンモンソウの写真とその説明がありますが、ここでまた失礼させて頂きます。
とぎれとぎれになって申し訳ありませんが、私の能力ではこれくらいのペースでないと書けない文章です。非礼の段は御海容下さい。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - panda

2017/04/29 (Sat) 07:52:07

望月さん、おはようございます。
「いつか誰かの役に立つかも知れへんやろ。」そうですね、私も不思議に思ったことはネット検索して情報をあつめます。望月さんのツクバキンモンソウのことも、誰かが気になって調べられるかもしれませんね。
 そういえば、キランソウは節から根を出さないと図鑑には書いてありますが、時々根とはいえないくらいの細いヒゲ根くらいのものがでています。
ヤマラッキョウもムカゴを作っているものを見かけたことがあります。植物は足りないところを補おうとする力があるのかもしれませんね。ツクバキンモンソウの栄養繁殖のこと楽しみに読ませてください。

写真はエノキの雄花かなと思ったのですが、5裂しています。ムクノキですか?まだ新葉で葉の特徴がつかめずにいます。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - 神戸の望月

2017/04/29 (Sat) 21:11:13

pandaさん、こんばんは。

一足先に旅行に行った家族に取り残され、一人を楽しんでいます。
お尋ねの画像はムクノキだと思います。花被片とオシベが5個であること、葉の鋸歯が鋭いこと、葉の側脈が縁に達していることから、たぶん間違いないでしょう。
エノキやムクノキのような普通種の観察は、やはり樹木観察の基本ですね。
よくエノキの成木の葉はつるつる、ムクノキはざらざらと言われますが、成木のエノキでもざらつくものも結構あり、1本の枝に付く葉にもつるつるとざらざらが両方あったりします。
またエノキでは鋸歯のある位置にかなりの変異があって、全縁と言えるようなものもあります。

葉っぱマニアの知人に教えて頂いた話ですが、植物の葉の鋸歯の大きさと年平均気温は関係があるそうです。年平均気温が高いほど、鋸歯が全体的に小さくなると言う法則があって、古い時代の植物にも現在の植物にも当てはまるそうです。

画像は栄養繁殖つながりでオオイワカガミです。兵庫県ではイワカガミも分布していて、どっちつかずの中間的なものもあります。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - panda

2017/05/01 (Mon) 03:02:41

望月さん、ありがとうございます。
エノキとムクノキは調べたことがあり、もう一度振り返ってみると、望月さんが書いてくださった特長をちゃんとまとめていました。それなのにすっかり忘れてしまって・・・やっぱり、何度も繰り返し見て行く必要があるようです。でも、これで春のエノキとムクノキの違いがあわかりました。ありがとうございます。
今、樹木の勉強をしているので、ブログが間違えていないかチェックしてもらえるとうれしいです。
「年平均気温が高いほど、鋸歯が全体的に小さくなると言う法則」で思い出すのは、アオキです。こちらの山にあるのはナンゴクアオキ、鋸歯が小さく内側に向いています。
イワカガミを見ると高山植物に見えます。長崎の山はせいぜい1200mくらいなのです。
今、ウツギが咲いています。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - 神戸の望月

2017/05/01 (Mon) 23:06:36

pandaさん、こんばんは。

さて、本題に戻ります。
最初に言葉の話です。今まで2つのラメットを地下で繋ぐ器官を横走根と書いていました。匍匐枝や走出枝に比べると、聞きなれない語だと思います。私の判断では、匍匐枝や走出枝は地表に出ることも地下に潜っていることもあるもので、横走根は専ら地下にあり、地表に長く出ると枯死する器官です。
間違っているかも知れませんが、字面から「よこばしりする根」と言う意味が分かると思い触れずに来ました。検索すると、横走根を持つ植物の例としては、ガガイモが良く挙がっています。
因みに、匍匐枝と走出枝は通常、同義語として扱われていますが、専門家によっては使い分けている人もいます。


この画像のツクバキンモンソウは左から、1本の茎のラメット、2本の茎のラメット、1本の茎のラメット、そしてわずかに芽吹きかけたラメットで構成されています。
一番右の芽吹きかけのラメットは発根していますが、その根は地表に露出していたため枯れています。そしてそのラメットとその左のラメットを繋ぐ横走根も地表に出ていたため枯れかけており、このままの状態では、一番右のラメットはやがて枯死するだろうと思います。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - 神戸の望月

2017/05/01 (Mon) 23:24:42

この画像のツクバキンモンソウは、右から3本の茎のラメットと1本の茎のラメットで構成されています。そして左側のラメットの茎の最下部から右に少し出て、上に伸びる茶色く細いものが見えますが、これは枯死した横走根だと考えられます。
このジェネットは地上に7本の茎が見えていて、一見すると7本の茎を持つ大株のようでした。掘ってみれば、内訳はこのジェネットと2本の茎を持つ個体と1本の茎だけの個体でした。それぞれの個体に横走根の痕跡らしきものがあったので、全て栄養繁殖で殖えたものと推測できる状態でした。

栄養繁殖してラメットが殖えた場合、いつ横走根が切れるのかと言う問題があります。障害に会わなくても横走根の寿命があるはずです。そう考えると実際は栄養繁殖していても、横走根が切れ、その痕跡が完全になくなっていると外部形態からは判断できないこともあり得ます。

栄養繁殖する個体は内部に原因がある(遺伝的なもの)のか、外部にそれがある(環境的なもの)のか、あるいはその両方なのか、今のところは不明です。

持ち帰った個体を植えました。とりあえずは挿芽で殖やしてみるつもりです。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - panda

2017/05/02 (Tue) 09:15:08

望月さん、ありがとうございました。
ちょっと難しいのですが、ツクバキンモンソウは3.5%の割合で栄養繁殖しているものがある。その横走根は寿命があるから切れる。
単純に考えるとツクバキンモンソウは栄養繁殖するけれど、横走根は切れて一株のように見えようになる。だから、種子繁殖、栄養繁殖のどちらもしているのではないか。
それから、もう一つは種子繁殖しているツクバキンモンソウと栄養繁殖しているツクバキンモンソウには葉の大きさやつやなどの相違点はないのでしょうか?

キンランがあちこちに咲いています。

 

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - 神戸の望月

2017/05/02 (Tue) 11:45:25

pandaさん、こんにちは。

お礼を言わなければならないのはこちらの方です。こんな雑文を発表させて頂き、興味をもって読んで下さったのなら、これほど嬉しいことはありません。ありがとうございます。

質問して下さったのもありがたいです。自分の言葉の足りなかった所が分かります。

まだ観察した数は不十分ですが、ツクバキンモンソウは通常は種子繁殖をしていて、稀に栄養繁殖もしていると考えられます。そして種子繁殖をしている個体と栄養繁殖をしている個体は横走根の有無以外では、他の器官の特徴に違いはないです。

では栄養繁殖している個体と、種子繁殖している個体の生育環境に違いはないのかと言うと、今のところは分かりません。

横走根の寿命と言ったのは、どこまで地下で繋がって殖えて、その連結がいつまで続くのかと言うことです。
栄養繁殖する植物はたくさんありますが、その地下の連結が比較的長く続く種と、連結先のラメットが十分に発根して独立して自活出来るようになると、その連結が早く切れる種があります。
地下で連結していると、それぞれのラメットの条件の悪さを他のラメットが補ってくれるメリットがありますが、連結を維持するのにそれなりのコストがかかるとも考えられます。
モミジガサやホウチャクソウはその連結が早く切れる種として知られていると言う文章を読んだことがありますが、自分では確かめたことはありません。

「横走根が切れて一株のように見えるようになる」と言う表現は違います。
もともと栄養繁殖して複数のラメットが一株(一つのラメット)を構成していても、その連結が切れて、横走根の痕跡も残っていなかったら、最初から独立した個体群があるように見えると言うことです。
例えば、Aと言う個体が栄養繁殖してBと言う個体を生み出し、次にBが栄養繁殖してCを生み出したとします。
この時点ではA、B、Cの三つ合わせて一株です。地下で全て繋がっていますから。
その後AとBの連結とBとCの連結が、何らかの事情(外的な要因や「寿命」)で切れたとします。そして横走根の痕跡も消え去ったら、本当はAとBとCは栄養繁殖で殖えたクローンなのに、外見では判断できないことになります。

これでご質問への答えになっているでしょうか。
ご不明の点があれば、ぜひまたお知らせ下さい。
答えられないかも知れませんが、私も良い勉強になります。
これからしばらく旅行です。すぐにはお返事できませんが、ご了承下さい。

画像は実生1年目のツクバキンモンソウです。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - panda

2017/05/04 (Thu) 08:14:15

おはようございます、望月さん。
表現のしかたで、微妙なちがいがあることはわかります。「種子繁殖をしている個体と栄養繁殖をしている個体は横走根の有無以外では、他の器官の特徴に違いはないです。」と言うことは変種でもないわけですね。そこのところもわかりました。

植物は不思議ですね、一生懸命生きようとしているように思います。
今、ジャケツイバラがきれいです。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - 神戸の望月

2017/05/06 (Sat) 15:04:51

pandaさん、こんにちは。

短い旅が終わりました。memoを拝見しました。苦手なものに取り組もうとされている姿に拍手です。

この上の5月2日の投稿に間違いがありました。
横走根が切れて一株のように見えるようになる云々と言う段落で、「複数のラメットが一株(一つのラメット)」と書いているのは間違いで、「複数のラメットが一株(一つのジェネット)」とすべきでした。
どうもすいませんでした。

もう一つあげておくべき画像がありました。
この画像のツクバキンモンソウは20㎝程の横走根を出しています。それは地上に露出していました。他の例から考えると、栄養繁殖した場合、各ラメットを結ぶ横走根の長さは2,3㎝から4,5㎝なので、この横走根にもいくつかのラメットが付いていたと考えられます。

知人に木本で栄養繁殖するものはないのかと聞かれたので、少しそのことを書かせて下さい。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - 神戸の望月

2017/05/06 (Sat) 15:25:36

この画像のヤマグルマは幅60m、高さ80mほどの垂直に切り立った岸壁に生えています。17個体が群生しており、大きいものは樹高15m位です。個体と個体の根が繋がっている所がありますが、これはもちろん、栄養繁殖ではありません。互いに伸ばした根が触れ合った所で合着しているだけです。

こうした例とは異なり、ヤマグルマが栄養繁殖することがあります。
山形から新潟にかけてある飯豊(いいで)山地の高所で、多量の雪に地面に押し付けられた枝が根を出し、そこからクローンが生まれているのを見たことがあります。
こうした、地面に接した枝が発根してそこからクローンが生まれる現象は伏条更新(条とは枝のこと)とも呼ばれていて、栄養繁殖の一種です。

里山でも、ソヨゴなどの枝の柔らかい木本では伏条更新が見られることがあります。
ソヨゴはまた、倒れやすい樹木でもありますが、倒れても根の一部が生きていると、倒木の幹の上側が何か所か芽吹き、それが順調に育ち、やがて倒木が完全に分解されてしまうと、その育った木が何本か並んでいるような光景が見られることもあります。

どうです、pandaさん、樹木の観察には花や枝葉をみるだけでない、こうした風景を味わう楽しみもあります。

ソヨゴの伏条更新を撮っていた写真を探しましたが、見つかりません。見つかれば次にアップさせて頂きます。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - 神戸の望月

2017/05/07 (Sun) 18:05:04

pandaさん、こんばんは。

伏条更新をしているソヨゴの画像が見つかりました。
右側にある幹の高さ2m程の所から左に出ている枝の先が地面に接して、そこから複数の枝が新たに立ち上がり、それらが2m位になっています。
地面に枝が接するようになったのは、他の木の枯れた重めの枝に押し付けられたからだと思います。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - panda

2017/05/08 (Mon) 23:57:52

望月さん、お返事が遅れてすみません。
1回目はツクバキンモンソウの表現の違いを考えていたら、眠ってしまいました (~_~;A
2回目はヤナギも栄養繁殖?しているのを見たことがありますと書こうと思って、多摩川流域で見たヤナギの写真を探したのですが、わかるように写ったものがなく・・・、やっと3度目に、こうしてはいられないとお返事を書き始めました。ごめんなさい。

 絶滅危惧種の保護をするために、この数年挿し木という方法をはじめてみました。ですから、望月さんのお話してくださることは、自然界の中で起こっているそんなことなのかな?と思いました。

変なヘラオオバコ - 平家蟹 URL

2017/05/04 (Thu) 10:10:56

女性化シリーズ第二弾w
昨年見つけた雄しべが見えないヘラオオバコがまた生えてきたので撮ってみました。
右側のが一応正常な株、左のが雄しべが出て無くて雌しべだけの株です。

Re: 変なヘラオオバコ - 平家蟹 URL

2017/05/04 (Thu) 10:12:42

上から下まで雌しべだけで雄しべが出た様子はありません。
しかも雌しべの柱頭も普通よりずっと長い。

Re: 変なヘラオオバコ - 平家蟹 URL

2017/05/04 (Thu) 10:14:30

右側の一応正常な株も雄性期の下側でまだ長い柱頭が残っています。
普通なら残ってないですよね。

Re: 変なヘラオオバコ - panda

2017/05/04 (Thu) 17:24:25

女性化シリーズ第2弾、ヘラオオバコ・・・
ヘラオオバコに魅力は雄しべなのに、魅力が半減以下ですね。でも面白いってところでは写真に撮りたくなるね。二つならんでいるから環境が原因ともかんがえられないし、突然変異?そのうち図鑑にヘラオオバコは雌花と両性花があるという記述に変わったりして ^m^

私はヤマヒヨドリの性別なし個体・・・^m^

Re: 変なヘラオオバコ - 平家蟹 URL

2017/05/04 (Thu) 22:20:56

そうなんですよ、雌雄に別れつつある現場かも。
そうだとしたら進化の瞬間を見ているかもと思うと楽しい(^o^)

性別なし個体って蕊が全然ないってこと(^^;)

Re: 変なヘラオオバコ - panda

2017/05/06 (Sat) 01:22:13

進化の瞬間を見ているかも
そうよね、なが~い歴史の中でゆっくりゆっくり進化してるんだもの。

雨が降り出しました。連休が明けたら大忙しになります。植物散策で忙しいのはうれしいけど、雑用で忙しい・・・泣

進化したソテツではなく、蝶に食べられたソテツ

スミレの自然交雑種 - 陽だまり

2017/04/27 (Thu) 07:38:31

pandaさん、おはようございます。
4月ははスミレの雑種を追っかけてみました。
今年はウスゲスミレ(ナガバノタチツボスミレ×ニオイタチツボスミレ)をたくさん見ることができました。
これは、ウスゲスミレのオトメ型。トメウスゲスミレはちょっと可哀そうな名前になってしまいまいます。
ウスゲスミレもそうですが、ナガバの形質が強くでるものとニオイの形質が強くでるものがありますが、これはその中間型。ややこしいですが、見慣れるとわかるようになります。

Re: スミレの自然交雑種 - panda

2017/04/27 (Thu) 21:40:23

乙女ウスゲスミレをありがとうございます。ナガバノタチツボもニオイタチツボも可愛いから、ウスゲさんは好きです。陽だまりさんに6年前に教えてもらいました。その草原はカヤが茂って瀕死の状況です。

数ではまけないスミレさんです。

黒いキノコ - こまつな

2017/04/21 (Fri) 08:56:46

pandaさん、皆さまこんにちは。
今月初めにこんなキノコが生えている所を歩きました。
始めは腐ってる?と思いましたが、茎?をみたら綺麗な色です。

保留にしていましたが、アミガサタケの仲間で何か別なのがあるのかなぁ~と思い投稿してみました。

Re: 黒いキノコ - こまつな

2017/04/21 (Fri) 08:59:58

この角度で曲がって生えていたのもありました。

Re: 黒いキノコ - panda

2017/04/21 (Fri) 09:54:47

こまさん、こんにちは
アミガサタケってけっこう悩ましいですね。私もこんなのを撮って来ました。いろいろ考えてトガリアミガサタケにしました。あっているのかわかりません。

Re: 黒いキノコ - panda

2017/04/21 (Fri) 10:09:12

アミガサタケのページをコピペしてみました。これを読むとチャアミガサタケ?
難しいですね、キノコも胞子の観察まで必要みたいです。

Re: 黒いキノコ - こまつな

2017/04/22 (Sat) 00:05:52

pandaさん、こんばんは。
アミガサタケ属の資料を有難うございます。参考になります。
スミレと一緒に写っているのがマルアミガサタケ、どっちも可愛いですね。キノコは胞子の観察までだとなかなか大変そう。。チャアミガサタケを第一候補で上げておきます。

写真は(スレッドが違ってしまいますが)ヤエヤマジュウニヒトエ

Re: 黒いキノコ - 神戸の望月

2017/04/22 (Sat) 17:27:00

こまつなさん、はじめまして、望月と申します。

ヤエヤマジュウニヒトエの画像をありがとうございます。
初めて拝見しました。
こちらのジュウニヒトエよりは小柄で、花や毛が少なく、葉はふわっと柔らかい感じですね。

こちらではオニイタヤが咲き出しました。
この画像で地上20m付近です。下手な写真で申し訳ありません。。

Re: 黒いキノコ - こまつな

2017/04/23 (Sun) 11:00:27

pandaさん、こんにちは。
望月さん、初めまして。キランソウ等、興味深く拝見いたしました。ヒメキランソウはこちらの物と比較するとあまりにも小さくて、昨年びっくりしたのを覚えています。
シソ科ではアカボシタツナミソウがやんばるで元気に咲いています。

画像は先日うるま市で見かけたイルカンダの花序です。蔓性の木本ですが木から綺麗な状態で花が見られたので撮りました。長崎だと植物園にありそうですね。

Re: 黒いキノコ - panda

2017/04/23 (Sun) 14:30:08

こまさん、望月さんへ
こまさん、ヤエヤマジュウニヒトエは十二単というには地味ですね。沖縄の着物はとっても華やかなのに・・・でもヒメキランソウが派手だし、おあいこね。
イルカンダは中西先生が海で豆を拾ったものが、植物園で大きく育っています。昨年は花はまだだったけど、今年は咲きそうな勢いがあります。沖縄はこれから咲くのですね、長崎はどうなのかな?もうしばらくして見に行ってみます。

望月さん、こんにちはオニイタヤの花と新葉がきれいですね。山は新緑が色んな色で、もくもくとブロッコリーみたいです。若葉の季節は大好きです。
でも、木の名前を調べるには葉がないと困るし、花をみてても、葉がでたころに一緒の木だとわからなかったりです。そんなこんなで、未だに樹木は超苦手です。

写真はトガリアミガサタケの接続部分が隔生・・・と見立てたところ。ホンとかな?そんなところが、一人で調べていると気がつかなくてつまずいたりします。

Re: 黒いキノコ - 神戸の望月

2017/04/23 (Sun) 21:01:27

こまつなさん、こんばんは。

あんな投稿でも読んで下さって、ありがとうございます。
とても嬉しいです。
イルカンダも初めて拝見しました。面白い形の花ですね。


pandaさん、こんばんは。

一般的には、クロモジとヒメクロモジの区別の方が、マツカサススキとコマツカサススキの判定や、ホソバシケシダとフモトシケシダの同定より容易だと言っても間違っていないと思いますが、やはり人それぞれなんですね。

画像はマユミの若い木で、右側の木で樹高1mほどです。その木の主幹は葉序が互生になっており、低い位置で水平に出た枝では対生になっています。左にあるその半分程の背丈のマユミは、主幹の葉序も対生です。その前に見えている葉っぱもマユミのものですが、その個体も全て対生です。
若いマユミは多く観察しましたが、葉序の一部が互生になったものはこの木以外では未見です。

栄養繁殖をしているツクバキンモンソウが新たにいくつか見つかりました。整理出来たらまた投稿させて頂きます。

日陰型のキランソウ - 神戸の望月

2017/04/07 (Fri) 23:27:37

pandaさん、こんばんは。
また、この場をお借りします。
pandaさんのホームページにはジュウニヒトエが掲載されていますが、あれは長崎で自生しているものですか。図鑑的には、ジュウニヒトエの自生地は本州、四国のようですね。
そのジュウニヒトエにも関係のある投稿です。

地面にへばりつくように匍匐茎を四方に伸ばし、茎は立ち上がらないと言うのが一般的なキランソウの姿の説明です。
この特徴は日向にある個体には当てはまりますが、日中長時間暗い場所にあるものは、そうなっていないことが多いです。
この画像の個体は終日、日の差さない所に生えていて、中央に18㎝立ち上がっている茎があり、匍匐茎についた葉も立ち上がり気味になっています。そして全ての茎がシソ科らしい4稜形で、その点もシソ科にしては例外的に茎が丸みを帯びているキランソウとは異なっています。
これ程著しくなくても、立ち上がり気味の茎を持つキランソウは、キランソウとジュウニヒトエの推定種間雑種であるジュウニキランソウとして、ネットに多く掲載されています。

私は去年、顕著に立ち上がる茎を持つキランソウを兵庫県の主に暗い林床などで、300個体程観察し、いくつかを専門家に標本鑑定して頂きました。
その結果は全て、この画像の個体も含めて日陰型のキランソウだろうと言うことでした。
私が観察した個体は、全て周囲にジュウニヒトエが生えていない所のもので、立ち上がった4稜形の茎を持つ個体が複数の集団を形成している状況にあるものばかりです。
もちろん雑種の個体の近くに両親種がそろって必ずある訳ではありませんし、雑種の種子が全て不稔と言う訳でもないですが、私は日陰型のキランソウと言う考え方に得心が行き、ジュウニキランソウは両親種がある場所で稀に見られるものだと思っています。
(煩雑になるので、細かい特徴の比較は省きました。)

ここからが本論ですが、長くなるので、改めます。

Re: 日陰型のキランソウ - 神戸の望月

2017/04/07 (Fri) 23:51:23

暗い林床で光を求めて立ち上がった茎を持つキランソウを観察していると、そうした場所の周辺にある、かなり明るい場所にも日陰型のキランソウが生えていることがしばしばありました。
それはおそらく、何世代も日陰型として生きて来たため、最初は環境ストレスによろ一時的な変化で、茎が立ち上がっていたものが、可塑性の遺伝子(環境による姿の変化を規定する遺伝子)に突然変異が起き、それが固定したため、そうした個体の種子が日向で発芽しても日陰型と同じ特徴を備えた姿に育っているのだと思います。

例えば、常に清掃の行き届いた神社の境内に生えているオオバコは、貧しい土壌で除去の憂き目に会い続けるため、小型化が進み、豊かな土壌に植え替えても、通常の大きさに戻らないことが知られています。
もちろん、適応によって変化した植物の姿は、必ず固定する訳ではなく、可塑性の遺伝子に突然変異が起きていなければ、環境を変えると、元の姿に戻ります。

日向にあって日陰型の特徴を持つキランソウのDNAが解析され、キランソウとの遺伝子の違いが明らかになれば、「日陰型のキランソウ」が「ヒカゲキランソウ」とでも言うキランソウの品種か変種になる日が来るかも知れません。

画像は上の画像の中央部分を少し大きくしたものです。

Re: 日陰型のキランソウ - panda

2017/04/09 (Sun) 10:17:17

望月さん、こんにちは
お返事が遅くなってしまいました。普通の植物なのに興味深い変化を教えていただいてありがとうございます。
キランソウは他の植物と競合して立ち上がっているのは見たことがあります。でも、こちらにはジュウニヒトエはないので、雑種のことなど考えたことがありませんでした。

ブログのジュウニヒトエは東京でみたものです。

立ち上がっているキランソウでは、長崎にヒメキランソウがあります。
http://nannjyamonnjya.blog68.fc2.com/blog-entry-940.html
沖縄のキランソウと比べると、キランソウに近いのですが・・・望月さんの画像を拝見して思い出しました。ヒメキランソウの場合、葉がマット状に密集しているので立ち上がらざるをえないのかな?

鹿の食害で、小指の先くらいに小さくなったウツボグサです。

Re: 日陰型のキランソウ - 神戸の望月

2017/04/09 (Sun) 13:19:42

pandaさん、こんにちは。
ご丁寧な返事を頂き、ありがとうございます。

やはり長崎にはジュウニヒトエはないのですね。そうだとしたら、立ち上がった茎を持つキランソウを見ても、他の雑種はしばらく措いて、ジュウニキランソウの可能性は考えずにすみます。
日陰で立ち上がった茎を持つキランソウはわりと多くあること、日向の個体の典型品がキランソウのイメージとして定着していること、それに「雑種を作りやすい」と言う十分に検証されていない記述が、ジュウニキランソウは両親種のある所では珍しいものではないと言うネット情報を生んだんだと思います。

ヒメキランソウとキランソウの違いを教えて頂き、ありがとうございます。同じように匍匐茎を出しても、ヒメキランソウは節から発根するんですね。
日陰型のキランソウもキランソウ同様、節からの発根はありません。
panndaさんのあのブログは植物観察ブログのお手本になり得ています。それは作者なりの発見があるからです。人から聞いた知識でも、現場で自分で確認して「発見」する過程の喜びが読者に伝わって来ます。
珍花奇草の写真に切り貼りした説明を添えてあるだけで、作者自身の観察も発見もないブログは面白くありません。

密集したヒメキランソウの葉が立ち上がっている理由を私は科学的に説明できませんが、密集していない個体では立ち上がらないのなら、重なり合ってしまい太陽光を受け損なわないようにそうなったのかも知れませんね。

画像は桃色の花を咲かせるツクバキンモンソウです。モモイロキランソウと同じような色です。実際に見てもほぼこんな色で、私にしては珍しく上手く撮れました。30個体ほどの集団が全てこんな色の花を咲かせていることから、1個体の突然変異ではなく、種子により遺伝していると考えられます。

Re: 日陰型のキランソウ - 陽だまり

2017/04/10 (Mon) 07:27:59

pandaさん、神戸の望月さんおはようございます。
しばらく仕事が忙しく、昨日ようやく本格的な山歩きができました。

こちらでも茎が立ち上がるタイプのキランソウがあります。手入れされた杉林か林道沿いで目にします。茎は立ち上がりますが葉はたちません。赤い色素がなく緑色のものばかりです。

Re: 日陰型のキランソウ - panda

2017/04/10 (Mon) 09:48:57

陽だまりさん、おはようございます。
立ち上がったキランソウの写真ありがとうございます。キランソウの仲間をいろいろ調べているうちに、タチキランソウもあったことに気がつきました。長崎には分布がないので、頭の隅にもおいてなかったです。
長崎の立ち上がったキランソウの画像を見つけたので貼ってみます。陽だまりさんのより赤い色素が入っているような気がします。

Re: 日陰型のキランソウ - panda

2017/04/10 (Mon) 10:05:17

望月さん、ツクバキンモノソウの桃色花かわいいですね。長崎ではニシキゴロモも見かけませんので、出会ったらわかるのかなぁと心配していた時期もありました。
つたないブログをほめて下さってありがとうございます。図鑑どうりの花ではないことも多く、間違っていたら訂正して欲しくて、観察したままを書いています。お蔭様でいろんな方からアドバイスをもらって、うれしく思っています。

シソ科の花色は白や紫は出やすいと思います。でも、ピンクに合えると幸せになれそうです。モモイロキランソウが咲く頃です。

Re: 日陰型のキランソウ - 神戸の望月

2017/04/10 (Mon) 17:47:51

陽だまりさん、こんばんは。
キランソウの画像をありがとうございます。
こちらで見る日陰型のキランソウと同じように見えます。葉や花に赤い色素がほとんどないのは、日照量が少ない場所に生えているからだと思います。日向に生える通常タイプを見比べても、より日照量が多い所に生える個体の方が葉や花に含まれる赤い色素が多いです。
葉の立ち上がりについては、最初の画像ほど顕著なものは稀で、陽だまりさんが貼って下さった画像の個体が日陰型のキランソウの典型品と考えて良いと思います。
立ち上がっている茎の高さは、10㎝前後のものが多いです。
付け加えると、日陰型は葉の表の葉脈のくぼみが通常タイプより明らかに浅く、これも日照量が少ないのが理由だと思います。

暗い林床と、その周辺の日の差す場所に複数の、茎が立ち上がったキランソウの集団が見られる状況は、「日陰型」が突然変異により固定され、「ヒカゲキランソウ」になっている可能性を示唆していると思います。

画像は日陰型のキランソウの典型品に近いものです。2個体写っていて、どちらも茎の立ち上がりは10㎝位です。

Re: 日陰型のキランソウ - 神戸の望月

2017/04/10 (Mon) 18:05:20

pandaさん、こんばんは。
pandaさんが貼って下さった長崎の立ち上がるキランソウは、日陰型ではなく、通常タイプだと思います。
まず立ち上がり方が低く、pandaさんも言われているように花や葉に赤い色素がそれなりに含まれています。
これは日照量がそこそこある場所に生えているためだと思います。「日陰型」が固定された「ヒカゲキランソウ」なら、終日日の当たるような場所に生えていても、葉や花に赤味がほとんどありません。
この上の陽だまりさんあての所の画像は、書き忘れましたが、
極めて日当たりのよい所にある個体を写したものです。曇天の日に撮ったため、わかりにくいですが。

私もピンクの花は好きです。戸籍上は男子に分類されていますが、ピンクの花を見ると乙女心がくすぐられます。
画像は紅白入り交じった花を咲かせるヤマウグイスカグラです。ほとんど全ての花が2つペアになっているのも乙女心をくすぐる所です。一番左の花は花弁の基部が合着しています。

Re: 日陰型のキランソウ - panda

2017/04/12 (Wed) 01:42:13

望月さん、こんばんは。
ここまで読んで、日陰型キランソウのことが理解できました。のびきった姿がもどらないのですね^m^
一回目から書いてあるのに、立ち上がるにだまされて、上滑りしていました。
こちらにも日陰型がないか気をつけてみてみます。雨ばかり続くので、散策できず絵ばかり描いています。お蔭様でヤブツバキが仕上がりそうです。

Re: 日陰型のキランソウ - 神戸の望月

2017/04/12 (Wed) 06:52:39

pandaさん、おほようございます。

言いたいことを分かって頂けて幸せです。ありがとうございます。
日陰型のキランソウが日陰に生えているのは、耐陰性があれば当たり前のことで、そうした状況で光を求めて茎が立ち上がるのも植物の通常の環境に対する適応です。
単なる日陰型なら、日向に植え替えたら元の姿に戻るはずです。
私が注目したのは、暗い場所のみならず、その周辺のかなり明るい所にも同じような日陰型があることです。
そうした個体群は、日向に植え替えても元の姿に戻れなくなっている可能性があります。
そうだとしたら、それは可塑性の遺伝子に突然変異が起きているからです。
そのことを「進化」と言っても間違っていないと思います。

長崎にもきっと日陰型はあると思います。冬も暗いような場所にある可能性が高いです。

素敵なボタニカル・アートを見せて下さって、ありがとうございます。画像は花弁が伸び切らずにフリルのようになったヤブツバキです。この花をつけた木では、8割位の花がこんな感じです。

Re: 日陰型のキランソウ - 神戸の望月

2017/04/18 (Tue) 23:12:59

みなさま、こんばんは。
桃色のツクバキンモンソウの画像をあげたつながりで、ツクバキンモンソウの話題です。

先日、栄養生殖しているツクバキンモンソウに出会いました。
画像の左側の個体がそれです。これは、20個体以上ある集団の中の1つで、他も丁寧に掘ってみましたが、栄養生殖しているものはありませんでした。
他の場所でも近接している個体をいくつか掘り出してみましたが、やはり全て独立した個体でした。
掘ってみた数が少ないですが、ツクバキンモンソウは通常、栄養生殖しないと考えられるため、珍しい例かも知れないと思い投稿します。

Re: 日陰型のキランソウ - panda

2017/04/21 (Fri) 21:12:25

望月さん、こんばんは
珍しい画像をありがとうございました。
ツクバキンモンソウは高尾山で見かけました。栄養繁殖しないのですか?掘ることはしないので、よくわかりませんが、種子から育ててみたらいいかもしれませんね。

Re: 日陰型のキランソウ - 神戸の望月

2017/04/21 (Fri) 23:47:25

pandaさん、こんばんは。

兵庫県では、日本海側にはニシキゴロモ、太平洋側にはツクバキンモンソウと言う教科書的な分布になっています。
でも上唇が2.4ミリ位のどっちやねんと言った個体も結構あります。

例えば、ムカゴで栄養繁殖するオニユリやヤマノイモは、種子による繁殖に劣らず、ムカゴでも次世代を多く生み出しています。
ところが、葉先の不定芽で栄養繁殖するショウジョウバカマはそれほど頻繁には不定芽を作らず、種子による繁殖で子供を生み出すことの方が多いと思われます。
余談になりますが、2015年(だったと思います)に、新潟県の中学生がショウジョウバカマが栄養生殖を行う条件を調べて発表した論文が県の教育長賞(だったと思います)を受賞しました。当時それをぜひ読まねばと思ったきりで忘れていたことを今思い出しました。

ツクバキンモンソウは今までの観察では、通常は種子による繁殖を行っていて、横走根(おうそうこん)によって栄養生殖をすることもあるということが分かっています。
それでは、どのような条件や頻度で栄養生殖をするのかと言う興味を今は持っています。新潟の中学生と同じように。こう言う素朴な好奇心があると人生は楽しいですね。

明日いくつかのツクバキンモンソウの集団を観察する予定です。何か分かればまた報告させて頂きます。

画像は、エンボス加工されたかのようなしわが花弁にあるヤブツバキです。この花をつけた木では、7割位の花が毎年こんな感じです。

フキの苞 - 神戸の望月

2017/03/21 (Tue) 17:05:15

pandaさん、今晩は。
フキの苞に関する疑問が解けたので、投稿します。

フキの苞の先端部分は通常こんな形をしています。

Re: フキの苞 - 神戸の望月

2017/03/21 (Tue) 17:09:37

時々こんな形のものも混じっています。丸くなった先端部分にだけ、明らかに鋸歯があります。

Re: フキの苞 - 神戸の望月

2017/03/21 (Tue) 17:20:35

そして、その謎をこのフキのトウが解いてくれました。苞の一部の先に葉柄らしきものを持つ葉が出来ています。苞の葉化現象です。フキの苞は脈もあり、光合成もしているに違いなく、葉の性質を強く残しているので、上の画像の段階で気づくべきでした。

こんなこと既にご存じの方もいらっしゃると思いますが、検索では見当たらなかったので、投稿させて頂きました。

Re: フキの苞 - panda

2017/03/23 (Thu) 00:41:48

望月さん、こんばんは
お返事が遅くなってすみません、末っ子の引越しでおおわらわしてます。でも、これで4月からは自由の身!

フキノトウの包の写真ありがとうございます。こんなに葉の形になったのははじめてみました。今フキノトウの絵を描いていて、その写真を撮るときにきがついてはいましたが、こんな形でした。

Re: フキの苞 - 神戸の望月

2017/03/23 (Thu) 06:47:27

pandaさん、おはようございます。

お疲れの所、お返事を頂き、ありがとうございます。
やはり絵に描くと特徴をきちんと覚えるので、良い勉強になりますね。私も時々、ボタニカル落書きをしますが、あまりのデッサン力のなさに、我ながら嫌になったりします。

苞の葉化(ようか)現象は、ウラシマソウでやや稀に見られます。と言っても自分では見たことがないのですが。テンナンショウ好きの知人に教えて頂いた情報で、画像も見せてもらいました。2,3百に1つ位はあるそうです。
暗褐色の仏炎苞の先端が緑色になり、わかりやすい葉化です。

この画像では、展開する1枚目、2枚目の苞の先端が葉化していることが顕著です。

Re: フキの苞 - 神戸の望月

2017/03/23 (Thu) 06:51:44

この画像では、先端が葉化している苞がたくさんあります。

Re: フキの苞 - panda

2017/03/25 (Sat) 09:33:56

望月さん、おはようございます。
一番下のフキノトウは大きいですね。お化けフキノトウ?
苞のいちばん下は葉化しやすいように思います。掘ると枯れた葉かなと思っていたものが、包の1枚目だったりします。
今回のフキノトウは一面に広がっているのですが、雌花ばかりでした。こちらでは3倍体も多く近所の線路沿いには雄花ばかりの3倍体です(花粉が出ていない)

庭のツバキが玉之浦だと今年知りました。もう18年も住んでいますのに・・・

Re: フキの苞 - 神戸の望月

2017/03/25 (Sat) 12:32:41

pandaさん、こんにちは。
18年目にしてご自宅の庭で玉之浦発見とは、長崎らしい?ニュ-スですね。広大なお屋敷が目に浮かびます。

玉之浦の話ですが、「五島の椿と自然を守る会」が発行している会報誌「カメリア」に掲載された、尾崎行生氏の論文「玉之浦から見えてくるヤブツバキ」、「玉之浦の起源を求めて」等を読むべく調べた過程で、長崎県県民協働課の担当の方、「五島の椿と自然を守る会」の会長夫人、五島市立図書館の司書の方に大変お世話になりました。
皆さま、親切の国から親切を広めに来られたような方で、長崎は人情の町ですね。
現在閲覧中の方が終わり次第、こちらの図書館に送って下さることになっており、わくわくしながら待っている所です。

ここから本題のフキについて書くつもりでしたが、急遽出かけなくてはならなくなったので、また投稿します。

画像のようなタイプのヤブツバキと玉之浦との関連性を探っています。

Re: フキの苞 - 神戸の望月

2017/03/25 (Sat) 23:06:29

pandaさん、こんばんは。
よく観察されてますね、私も最初に展開する1枚目(つまり一番外側)のフキの苞の葉化していることが多いと思います。
オバケブキは明るく開けて土砂の堆積した、ネコヤナギが生えているような堰堤上流側で時々見られます。

私の家内は鹿児島出身で、高校卒業まで鹿児島にいましたが、兵庫県に来て初めて黄色いフキの雄花を見て驚いたそうです。
検索してみたら、鹿児島、宮崎ではほとんど花粉を作らない白い雄花しかないようです。
今まで腰を据えて、広く多くのフキの花を観察したことはありませんが、こちらでは花粉を作らない白い花は見ていません。
花粉を作っても、それが不稔の倍数体の場合も、セイヨウタンポポのようにある訳ですから、きちんと調べるとそうしたフキもあるのかも知れませんね。

フキは浅い水の流れの中に根茎がある時、この画像のように水中の根茎から葉を出すことがよくあります。

Re: フキの苞 - 神戸の望月

2017/03/25 (Sat) 23:12:22

今年初めて、水中の根茎に花芽をつけて開花したフキを見ました。水深は15センチ位です。ちぎれた花茎が流れて来たのではありません。そこに根を下ろした根茎に蕾が出来た時から確認しています。

Re: フキの苞 - panda

2017/03/27 (Mon) 00:49:24

望月さん、こんばんは
白い斑の入り方はいろいろあるのですね。これもまた趣があります。

ところで、フキが流れの中にあるのは始めて見ました。ネットを検索しても見つからないので、珍しいのでしょうね。ありがとうございます。
園芸種ですが、綺麗なツバキの花。
それと、我が家の庭は猫の額ほどで、いままで玉之浦というツバキを知らなかったんです。

Re: フキの苞 - マツモムシ URL

2017/03/27 (Mon) 02:38:34

皆様こんばんは

 フキノトウの苞の外側のものは葉化しているものが多く見られますね。しかし神戸の望月さんの3枚目の画像のような極端なものは、あまり見かけませんね。
 山麓の湧水の流入するような渓流や小河川では、水中で出ているフキノトウを見かけることがあります。こういう場所では溶存している酸素や二酸化炭素が多く含まれているためか、水中でニッコウネコノメ、ネコノメソウなどが開花していることがあります。このような場所では水陸両生の蘚苔類やカワモズク類が随伴することが多い傾向にあります。

 画像は苞が強く赤味を帯びたフキノトウ。毎年同じように色付いているので、遺伝的に固定しているのではないかと見ています。

Re: フキの苞 - 神戸の望月

2017/03/27 (Mon) 07:03:31

pandaさん、おはようございます。

私の見た所では、ヤブツバキの花弁の先端部分が白くなったものは、結構あります。あの画像ほどではなくても、少しだけ、よく見れば白い程度のものは珍しくありません。特に花弁の外側に注目すると部分的に白くなったものはよく見つかります。それは花弁にガクの性質が出ているためだと思います。
ヤブツバキのガクの色は?と問われると、薄緑と答える人が多いですが、じっくり観察すると、苞と異なる色の明らかに白いガクを持つものも多いです。
ヤブツバキは苞とガクと花弁が連続的で、いずれとも言い難いものがたくさんあります。

マツモムシさんの言われるように、水の流れの中に生えているフキは珍しいものではありません。生えていた川岸が崩れ、根茎が水中に落ち、そこで根を伸ばして成長すると言ったパターンがよくあります。
そしてそこでまた、土砂の流れなどで、根茎が千切れたりすると、千切れた根茎が、流れ着いた先で新たに育ちます。
数センチの根茎が1つ水の流れの中にあれば、そこから増殖していく能力をフキは持っています。

マツモムシさん、おはようございます。

コメントを頂き、ありがとうございます。赤いフキノトウは私も見たことがあります。ネットでは各地の報告例がありますが、その赤い訳については記述がないように思います。
私は画像のような、根茎の表面の赤い色が出ているのだろうと考えていますが、いかがでしょうか。
それと、兵庫県では、花粉を作らないフキの雄花は見つかっていないのでしょうか。ご教示ください。

Re: フキの苞 - 神戸の望月

2017/03/27 (Mon) 17:23:42

pandaさん、こんばんは。

浅い水の流れの中で、千切れて流されまだ定着していない、フキの根茎の画像がありました。この画像の中央にある緑の細いワサビのようなものがそれです。まだ定着していないと言うのは、短い根しか出ておらず、簡単に持ち上げることが出来るからです。
こうして露出して緑色になったフキの根茎は光合成をしていることが、専門家により実証されています。
ササ類の地下茎が、地表が崩れ露出した場合、緑色になり光合成をするのと同じようなことです。

因みに、その上にある太く赤い根っこはチダケサシのものです。この場所は最も乾いた時期でも常にこれくらいは水が流れていて、こうした所で日当たりも良ければ、チダケサシは150㎝以上の背丈になることも珍しくありません。
ここと似た場所で170㎝の背丈になったチダケサシを標本に採り、博物館に収めたことがあります。

Re: フキの苞 - panda

2017/03/28 (Tue) 10:50:10

マツモムシさん、こんにちは
赤いフキノトウの写真ありがとうございます。花色もちょっぴり赤が入っているんですね。赤いフキノトウで検索するといろんなタイプを見ることがでいました。フキといっても面白いですね。水中に出ているフキ、私も気をつけて見てみることにします。ネコノメソウの季節になりましたね、色んな植物をすっかり忘れているような・・・

センボンヤリとシハイスミレが並んで咲いていました。

tuisin 3gatu 29niti

motiduki san he
furui pasokon deha ro-maji nyuryoku sika dekizu
atara sii noha umaku tukaemasen

sumimasen,ganbarimasu

Re: フキの苞 - 神戸の望月

2017/03/30 (Thu) 23:02:52

pandaさん、今晩は。
ローマ字のメッセージ了解しました。

この画像を見ると、根茎の他に下部の苞の裏側も赤紫色をしています。それらの表は緑色で、上から見ると裏の紫は全く分かりません。
花茎を10㎝以上伸ばして複数の苞が展開しているフキの下部の苞を見ると、このように表が緑で裏が紫のことがよくあります。
つまり、展開する前に頭花をくるんで守っている外側の2,3枚の苞の裏側は赤紫のことが多いです。
この赤紫の色は、おそらくアントシアニンと言う色素によるものだと思います。
アントシアニンは植物の若葉の赤さの原因ともなる色素ですが、未成熟な葉が太陽光を浴び続けると生じやすい、活性酸素が害を及ぼすのを防ぐ働きをしていると考えられています。
そのアントシアニンが何らかの理由で、花の器官に多量に含有されているのが赤いフキだと思います。

Re: フキの苞 - マツモムシ URL

2017/03/31 (Fri) 01:28:56

神戸の望月さんへ

>赤い訳については記述がないように思います。 私は画像のような、根茎の表面の赤い色が出ているのだろうと考えていますが、いかがでしょうか。

 その通りだと思います。アントシアニンも仰るとおりでしょう。毎年同じ場所に見られる赤いフキノトウはアントシアニンが増える形質を獲得したものだと考えられます。

>兵庫県では、花粉を作らないフキの雄花は見つかっていないのでしょうか。

 フキノトウの雄花の花粉について、そこまで細かなことは見ていないので解りません。フキノトウについては観察対象としてより、食物対象として見てしまう浅ましい我が身があります。フキノトウを見るとキク科特有だけども、ほどほどの苦味と奥深い香りや、魚介類と肉類との相性から、料理のバリエーションばかりを考えてしまいます。ただ、赤いフキノトウは先述の理由から観察対象になり、採って食べようとは思わないというくらいのものです。自宅の庭の斜面のフキノトウは雄花しかつけない雄株で、場所が場所だけに食物対象とはならず、丁度開花中なので花粉を作っているかどうか観察してみます。

 画像は湧水泉で開花しはじめたバイカモ。泉の中ではフクロハイゴケがビッシリ。兵庫県内にはヒメバイカモらしきものや、ヒルゼンバイカモらしきものがあって難解ですが、ここのものはバイカモとしてもよいものでした。バイカモは食料となりますが、その稀少価値ゆえに食物対象とはなり得ないのでした。

Re: フキの苞 - マツモムシ URL

2017/03/31 (Fri) 01:53:57

panndaさんへ

 パソコンを変えられてご苦労されているようですね。まるで、日本語が使えない現地のPCを使って、海外の友人がローマ字で入力してるみたい(笑)いや、笑ってはいけませんね。

 春の息吹がそこここで感じられるようになってきました。昨年の春先はほとんどフィールドに出れなかったので、今年は炸裂しそうです。先ずは兵庫県内でのコタネツケバナの発見が課題です。4月頭は可能性のある氾濫原由来田園地帯の車中泊ツアーに出掛けます。コタネツケバナの開花期はセツブンソウの開花期とほぼ合致し、そろそろ長角果が熟している頃です。ニワサキタネツケバナも早くから開花しており(ほぼ通年開花ですが)、長角果と種子の様子を生体で比較観察するには、この時期しかありません。

 画像は京都府内陸部での耕起前の氾濫原由来の水田に見られた4月中旬のタネツケバナ(左)とコタネツケバナ(右)。コタネツケバナは長角果が熟して、花は見られません。

Re: フキの苞 - 神戸の望月

2017/03/31 (Fri) 06:32:02

マツモムシさん、おはようございます。
ご多忙の所、丁寧に答えて頂き、ありがとうございます。
私もフキノトウは大好きで、食べないと春が来ない気がします。

開花するまでのしばらくの期間、ミヤマキケマンは不思議な葉色の変化を見せて目を楽しませてくれるます。

Re: フキの苞 - panda

2017/04/01 (Sat) 17:14:28

マツモムシさん、望月さんへ

今日は一日新しパソコンの調整をして、画像処理のソフトも新しいものを入れたので、これから使ってみようと思います。今回まで画像なしで…

赤いフキノトウについては、何年も前から話題になっていましたが、望月さんとマツモムシさんのおかげで理解できました。ありがとうございます。望月さんの細かい観察は、ボタニカルを描くとき役立ちます。まだまだ気づいていないことが多いです。

コタネツケバはなかなか見つけられませんが、ニワサキタネツケバナに似たものが植物園で管理している鉢の中に冬でも出てくるのですが、長角果が1・5㎝~2㎝と長くこれもまた不明、タネツケバナは難しいです。5月の屋久島に向けて、山歩きを始めました。頑張りますので、いろいろ教えてください。よろしくお願します。

Re: フキの苞 - マツモムシ URL

2017/04/04 (Tue) 00:29:27

pandaさんへ

 5月の屋久島、楽しそうですね。
 ニワサキタネツケバナは条件が良い場所なら長角果が2cm近くなります。画像は先日神社の砂利を入れられた場所に生育していたニワサキの長角果です。内蔵している種子はだいたいが10~14個ですが、中には16個入っているものもありました。タネツケバナよりも花が小さく、根生葉が残っていないので、ニワサキだと思います。

Re: フキの苞 - マツモムシ URL

2017/04/04 (Tue) 00:33:41

 いくつかサンプリングしたうちの比較的大きかった個体です。長角果の付き方からミチタネツケバナでもないことが解ります。

 屋久島といえば、縄文杉までのストリートビューが最近撮られたようです。Youtubeにその様子がUPされていました。
https://youtu.be/GIuayxQSVzc

Re: フキの苞 - panda

2017/04/04 (Tue) 15:56:46

マツモムシさん、こんにちは
ニワサキタネツケバナのこと、ありがとうございました。私の植木鉢から出ているのも確かめてみました。長角果の長さは1.5cm、根出葉もないし、ニワサキタネツケバナみたいです。普通にあるみたいですね。

 今年は花も遅いのですが、キノコも遅くて・・・トガリアミガサタケもいつものところには見かけません。シイタケだけはよく出ていました。数年前に駒打ちしたものに出ていました。皆で分けたのだけど、焼いて、佃煮にして、お味噌汁に入れて、冷凍して・・・食べました。こりこりして美味しかったです。

 屋久島のストリートビューもありがとうございます。今から楽しみですが、足を鍛えなければなりません。

冬はシダ - 陽だまり

2017/02/25 (Sat) 01:52:30

冬はつとめて。雪の積もりたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きに、真白き息はきて山を歩くも、いとつきづきし。
と、11日は雪の貫山(平尾台の北端)、18日は雪を期待して福岡・大分の県境にある岳滅鬼山に登りました。写真は貫山から見た広谷湿原方向の風景です。今年は雪が少なく春の訪れが早そうです。

オオバノアマクサシダの斑の件、ありがとうございました。忙しさにかまけてお礼も書かずにすみませんでした。
ところで、植物園のボランティアは完全に終わってしまったのですか?

Re: 冬はシダ - 陽だまり

2017/02/25 (Sat) 02:21:26

市内の農家の石垣に生えていたシダです。ありふれたシダだと思うのですがわかりません。中軸は白い開出毛がまばらにあります。葉の先端部に毛があるものあります。葉の長さは大きいもので25cm。さて、こいつは何でしょうか?

Re: 冬はシダ - 陽だまり

2017/02/25 (Sat) 02:36:32

こちらは別の葉の表側です。2枚とも1月4日の撮影です。
1月末にあったシダ観察会でオトコシダとツルホラゴケを見せてもらいました。秋から冬にかけてキドイノモトソウを探し回ってたくさんの自生地を見つけました。今年はキンモウワラビを探す予定です。

Re: 冬はシダ - panda

2017/02/26 (Sun) 00:03:25

陽だまりさん、こんばんは。
貫山から見た雪景色いいですね。長崎はまだ雪が積もっていません。それと、ボランティアで忙しく、ここ1か月山に登っていません。でも3月で終わりにするつもりです。4月からは旦那が仕事をやめて家にいるので・・・私の植物関係の活動はどうなるのか?・・・恐れていた時がついに来ました ^m^ 
冗談はさておき、シダですがシケシダの仲間のような気がします。長崎ならホソバシケシダとかナチシケシダとか。苞膜の裂け方や毛を見てみてください。最近光田先生はお忙しそうで、フェイスブックのほうもあまり更新されていません。大きくはずしていたらごめんね。マツモムシさんやこまつなさんが見ててくれるといいけど。

Re: 冬はシダ - 陽だまり

2017/02/26 (Sun) 07:32:29

pandaさん、おはようございます。
ホソバシケシダ、フモトシケシダあたりの目で詳しく調べてみます。ありがとうございました。自分で詳しく調べないと名前を確実に覚えられないです。
トゲのある木はハリギリ? タラノキやカラスザンショウも考えたのですが違うような感じです。旦那さんが退職。いいじゃないですか。機材持ちに最適の候補かも。そんな人多いですよ。

昨日、家の近くを散歩しましたがナガバノタチツボスミレが沢山咲いていました。この写真を撮影した辺りのナガバノタチツボスミレは葉に毛があるものがあります。非常に珍しいです。

Re: 冬はシダ - panda

2017/02/26 (Sun) 11:26:02

陽だまりさん、おはようございます。
そういえば、フモトシケシダも候補にあがりますね。長崎では標高の高いところの草原でみかけました。ホソバシケシダより乾いた環境にも出てきます。といっても陰になるようなところに群生していて、日向にはなかった。(キノコが生えるような湿り気です)
低山ではナチシケシダが姿形を変えて、交雑したような?複雑で見分けられないものも多く、さんざん悩まされました。ホソバシケシダ、ナチシケシダ、フモトシケシダについては光田先生にたくさん質問したので、ブログやBBSの中に写真があると思います。だけど、このBBSは古いスレッドの写真が出てきません。どうなっているのか、ちょっと調べてみますね。

タラノキの冬芽です。一個しかでてないので食べられません。ふきのとうを探しに行こうかなぁ
低山ではスミレも陽だまりで咲き始めました。もうすぐですね。毛があるタチツボさんは、ニオイタチツボさんとの交雑???陽だまりさんのエリアは悩ましいスミレさんばかりですね。

Re: 冬はシダ - 陽だまり

2017/02/28 (Tue) 07:33:18

タラノキでしたか。タラノキらしい葉痕が見えなかったので違うものかと思いました。開花したフキノトウとツクシも見ました。ワサビの茎を少し持ち帰って湯通しして醤油漬けにしました。フキノトウは球形で固くしまった2cmほどのを素揚げし、塩をぱらぱら振ると絶品ですよ。
この冬の収穫のひとつはこれ。拾ってきたミヤマムギランです。自生地は公開しませんが管理できる所に着生させて皆さんが観察できるようにしようと考えています。もっとも活着するかが問題ですが。最近は自生地保護のために、着生ランなどの希少種は植栽状態を観察できるようにしようと動いています。
ムギラン、セッコク、ナゴランは順調です。拾ってきた着生ランを増殖中です。来年には5種程度を移植して公開予定です。

Re: 冬はシダ - panda

2017/03/01 (Wed) 01:15:00

陽だまりさん、こんばんは
もうフキノトウの花が咲いてますか?ちょっと遅かったかな、明日登ってみます。てんぷらもおいしいですね、ふき味噌も好きです。頑張ります。
 ところで、管理できるところに着生させてみてもらうのはいいですね。長崎にも自然観察ができるようなところがあるといいのに・・・他県が保護に積極的なのがうらやましいです。
ところで、このランはチケイランでしょうか。リストをなくして、花の形から推測しました。沖縄のものです。


追伸
思い出しました、フモトシケシダとホソバシケシダの区別点に、葉柄が最下羽片ちかくまで紫色なのがフモトでした。

Re: 冬はシダ - 陽だまり

2017/03/01 (Wed) 07:32:54

pandaさん、おはようございます。
アセビ、シロバナタンポポ、レンゲソウ、ヒメウズ、キランソウ、ウマノアシガタなども結構あちこちで咲いていました。
県が保護に積極的ということではなく、植物が好きな個人的なレベルで協力し合っている状況です。人集めにも多少は効果があるしといったところです。
写真のランはチケイランのようですね。見たことはありませんがで沖縄のクモキリソウ属は限られますし。
葉柄の色がフモトとホソバで異なるのは知っていましたが、表と裏で異なったり、大きい株と小さい株で違っていたりと傾向がつかめなかったのです。

Re: 冬はシダ - こまつな

2017/03/01 (Wed) 16:51:31

pandaさん、陽だまりさん、こんにちは。
沖縄にはホソバもフモトもなくて、ナチシケシダが色々姿を変えて沢山あります。

ホソバシケシダを岩手と最近千葉のお寺の草地で見たので参考になるかどうか、載せてみますね。

全体の姿ですが、胞子葉は立ち上がり、最下羽片はやや大き目で下向き。栄養葉は下部にあり、葉身は葉柄より長い。葉柄は根茎に近い所は褐色ですが上部は緑色。
8月7日撮影で夏緑性なのでこれでちゃんと成長した姿ではないかと思います。

Re: 冬はシダ - こまつな

2017/03/01 (Wed) 16:59:37

最下羽片あたり、疎らに毛が見えますがフモトシケシダは見た事がないので比較が分かりません。

Re: 冬はシダ - こまつな

2017/03/01 (Wed) 17:07:01

胞子嚢群は裂片の中肋近くについて長楕円形。胞子がそろそろ熟する頃ですが、この後包膜の辺縁が裂けてくると思います。これは包膜は無毛ですが、「日本の野生植物シダ」によるとフモトシケシダの包膜は有毛と書かれています。

Re: 冬はシダ - こまつな

2017/03/01 (Wed) 17:24:42

これは11月23日に岩手でみたホソバシケシダです。紅葉が始まっていました。包膜は破れ胞子もはじけていました。
これは山裾で生えていたように思います。上の物も、こちらも草が生える日当りはまぁまぁの所でした。

生える環境等にフモトシケシダとの差はあるのでしょうか。

Re: 冬はシダ - panda

2017/03/01 (Wed) 22:44:32

こまさん、ホソバシケシダの写真ありがとう。岩手と千葉ならナチシケシダを気にしなくてもいいですね。それに苞膜が巻いてるからナチじゃないことはわかります。岩手と千葉では湿ったところで見かけませんでしたか?
長崎のホソバは渓流の近くでみかけます。ナチとは無毛の包膜2形性などから分けているけど、ホソバかな?といつも疑問符をつけたままです。逆にナチかも?とどっちも迷ってばかり・・・

フモトシケシダは京都でも標高が高くなるということで400m以上と光田先生がコメントしてくださいました。今度、秋田駒でみつけよ!

今日のフキノトウ。大きくなりすぎ・・・^m^ 3倍体?一面に雌花ばかり群生していました。

Re: 冬はシダ - panda

2017/03/01 (Wed) 23:02:05

陽だまりさんへ、
確かにマツモムシさんのところのホソバ?に似ています。マツモムシさんもフモトとホソバで迷っていらっしゃるみたいですから、最下羽片が大きくならないタイプのフモトなのかもしれませんね。苞膜が若い頃もう一度見てみるのがいいのかもしれません。

渓流沿いにはえていたヤブコウジ、葉が細いけどホソバヤブコウジ?今から検証します。

Re: 冬はシダ - こまつな

2017/03/03 (Fri) 19:58:58

pandaさん、こんばんは。
コメントを見逃していました、ご一緒した2014.2.1の着生ランは陽だまりさんがおっしゃるようにチケイランです。少しずつ大きくなりますが、昨年も元気でしたよ。

ホソバシケシダはどちらもやや湿った草地という感じですが、岩手の方のは詳しくは忘れてしまいました。

先月見たオオイワヒトデです。羽片が10対前後ありました。

Re: 冬はシダ - panda

2017/03/04 (Sat) 07:22:19

こまさん、チケイランのことありがとう。

ホソバシケシダはやや湿った草地でしたか。フモトシケシダと似たようなところなんですね。見落としているみたいです。
オオイワヒトデは長崎も海岸林に多いです。イワヒトデと混ざっていることも多いです。3月になりましたね、そろそろ花のたよりが聞こえてきます。

ところで、これはカンニンガムモクマオですか?枝の毛はあるようなないような。三角池のちかくにはえていました。違いが分からないものが多く、「沖縄の樹木」を図書館で予約しました。届いたら樹木編で沖縄シリーズ終わりです。

Re: 冬はシダ - こまつな

2017/03/04 (Sat) 12:30:53

モクマオウは花の画像は撮っていましたが、うっかりそのまま閉まってありましたので、お陰様で調べる事が出来ました。
「琉球の樹木」に違いが載っていたので本を見る事が出来ればわかると思います。
私のこの画像のものはカニンガムの様です、節間の長さは測っていませんでしたが、稜は4個みえます(トクサバモクマオウは3個)
花の季節でないと枝の毛は見えないかも知れません。
三角池、近くを通ったらみて来ますね。

Re: 冬はシダ - panda

2017/03/06 (Mon) 00:26:12

こまさん、こんばんは
こんな花が咲くのですね。鱗片は4・5枚見えているのでカンニンガムのようです。ありがとう。
はじめリュウキュウマツと思って近づいたのですが、トクサみたいな葉が面白くて撮ってきました。モクマオと総称していいのかな。

ボタニカルの作品展も終わって、やっと一息ついているところです。4月からはかなり自由の身!

Re: 冬はシダ - マツモムシ URL

2017/03/06 (Mon) 00:30:12

皆様、ご無沙汰しております。
シケシダの仲間はなかなか難物ですね。私のサイトのものは結局ホソバシケシダであると解りました。この自生地にはシケシダとオオホソバシケシダ(ホソバ×シケシダ)もあって、なかなか悩ましい場所なのです。こちらではホソバシケシダは日陰の湿った環境に出てきます。沢沿いの林床とかが多いですね。

画像はオオホソバシケシダの7月のソーラスで縁が折り込まれているものです。包膜表面はほとんど無毛でした。

Re: 冬はシダ - マツモムシ URL

2017/03/06 (Mon) 18:26:59

 小さなシケシダにナチシケシダの4倍体(コシケシダ)というものがあるようです。以下のサイトの中頃に画像があります。
http://kanagawa-shida.kirara.st/index.php?%E8%A6%B3%E5%AF%9F%E4%BC%9A%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%2F%E5%B9%B3%E6%88%9027%E5%B9%B48%E6%9C%886%E6%97%A5%28%E6%97%A5%29%EF%BD%9E10%E6%97%A5%E5%85%AB%E4%B8%88%E5%B3%B6#sichito
 ナチフモトシケシダなんかも載っています。ご参考まで。

Re: 冬はシダ - こまつな

2017/03/07 (Tue) 00:08:40

 マツモムシさん、皆さまこんばんは。
 とても参考になる情報を有難うございました。このサイトの場所は沖縄の物と同じものや近いものもあります。コシケシダは沖縄にもある様です。ナチシケシダの変異がとても大きいので、今までコシケシダを見ていてもナチシケシダで片付けていたかも知れません。特に渓流など気を付けてみてみます。

 pandaさん、平凡社の新しい図鑑を見てみたらモクマオウ科、トクサバモクマオウ属で 1.トクサバモクマオウ、2.カニンガムモクマオウとして載っていました。ので、私はこの画像のものはカニンガムモクマオウで整理しました。

Re: 冬はシダ - panda

2017/03/07 (Tue) 09:42:04

マツモムシさん、ホソバシケシダのことありがとうございました。私はまだホソバシケシダがはっきりわかっていません。それで画像を出すことができませんでした。ホソバと思っても毛の量が多いものがあります。また毛が少なくいもの、苞膜が巻いているものはホソバとシケシダ類の雑種かもと・・・普通にみかけるだけにややこしいです。
コシケシダこと、ありがとうございます。実際に目で見て「コシケシダ」ですと教えてもらわないとわかりそうにない・・・です。でも、陽だまりさんの写真と似てますね。でも西南諸島ではないし、九州にあってもおかしくないのかな?

こまさんへ
モクマオウのことありがとう、古い平凡社の図鑑もカンニンガムとトクサバに分けられていました。

小さなナチシケシダのことについては、光田先生に教えていただいたことがあります。以下コピペで画像をそえてみます。

pandaちゃんへ
 ナチシケシダ類についての目が肥えてきたようですね。結論からいうと、これはナチシケシダ6倍体とされるものだろうと思います。ただ、通常のもの(4倍体)と比べて小さく、形態的にも細身なので、普通のナチシケシダが6倍体になったもの(同質6倍体)とは思えず、その形成にはホソバシケシダなどが絡んでいる可能性があります(つまり、異質倍数体)。そうなれば新種になりますが、名前はまだありません。同様のものは紀伊半島南部に早くから知られ、京都の北部海岸域に出現するものも、これです。包膜の縁は初めから巻き込まず、ナチシケシダ的ではありますが、切れ込みはあまり多くありません。
 紛らわしいのはコシケシダと呼ばれるものや、ヒメシケシダがあること。コシケシダはマレーシアからフィリピン諸島に見られるもので、南西諸島にもあります。たいていは岩上着生状で、羽片は円頭になりますが、包膜の形質はナチシケシダと大差ありません。
 ヒメシケシダについては見解が分かれ、ナチシケシダ群のものとする人や、ホソバシケシダ群のものとする人があります。いや、ひょっとするとpandaちゃんの今回の写真のものは、ヒメシケシダかもしれないのです。
 二倍体のナチシケシダは台湾から知られており、多分中国にもあるでしょう。ナチシケシダのタイプ標本(選定基準標本)は、中国広東省で採られたものです。
 

Re: 冬はシダ - 光田 重幸

2017/03/07 (Tue) 14:19:58

 Pandaちゃんへ
 ご無沙汰しました。昨日今日と風邪気味で寝込んでいます。しかし公的な用事もあり、昨日は午前中に工事の事前視察、今日の夕方は会議です。年度末は思うように行きません。
 陽だまりさんのものはコシケシダでしょう。こまさんのはホソバかオオホソバ。軸が緑色なので、フモトではないと思います。シケシダ類は標本があっても同定が難しいことが多々あり、写真では間違えることもあるかもしれませんが。
 写真は、実家へ帰るときSAで見たお遍路バス。休憩時にこのように杖を出しておくのはなかなかの配慮ですね。

Re: 冬はシダ - panda

2017/03/08 (Wed) 00:11:35

 しげ先生、こんばんは。お忙しい中ありがとうございます。お風邪は大丈夫ですか?インフルエンザも流行っていますので、気をつけてくださいね。
 陽だまりさんのコシケシダ、ありがとうございました。マツモムシさんの紹介ページで、ホソバシケシダとナチシケシダの小さいものについて、いろいろ調べてみました。長崎にもホソバナチ、オオホソバとありそうなんですが・・・難しいです。また、教えてください、よろしくお願いします。

 昨年行きそこなった四国、こまさん、四国の花旅も楽しそうですね。まだまだ、行きたいところたくさんあります。

Re: 冬はシダ - こまつな

2017/03/08 (Wed) 12:18:51

 しげ先生、お風邪が早く治ります様に!
 コメントを有難うございました。千葉のお寺で見たものはホソバシケシダと思い込んでいましたが、雑種の可能性もあるのですね。周りももっと良く見るべきでした。

 pandaさん、近況を又メールします^^

Re: 冬はシダ - panda

2017/03/08 (Wed) 21:24:14

こまさん、こんばんは。
久しぶりのしげ先生のコメント、よかったね。つい、うやむやになってしまうことも、先へ進めそうです。
沖縄にはナチシケシダしかないのに、コメントしてくださってありがとう。私もよくわからないので、勉強になりました。シケシダは難しいですね、雑種にもなりやすいというから、基本をきちんと抑えたいのに、それさえ難しい。

来年もらわれていく、私の好きなヨッパライノキ3号。


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