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トゲの少ないサルトリイバラ - 神戸の望月

2017/06/22 (Thu) 23:43:07

pandaさん、こんばんは。

こちらで見たトゲの少ないサルトリイバラを一個体紹介します。
全長10m以上はあるものです。5年前の7月中旬に観察しました。くまなく調べましたが本年枝は全てトゲなしです。それはこんな感じです。

Re: トゲの少ないサルトリイバラ - 神戸の望月

2017/06/22 (Thu) 23:44:38

やはりトゲなしです。

Re: トゲの少ないサルトリイバラ - 神戸の望月

2017/06/22 (Thu) 23:45:48

この部分もそうです。

Re: トゲの少ないサルトリイバラ - 神戸の望月

2017/06/22 (Thu) 23:47:06

こちらも同じくです。

Re: トゲの少ないサルトリイバラ - 神戸の望月

2017/06/22 (Thu) 23:49:53

トゲは見当たりません。

Re: トゲの少ないサルトリイバラ - 神戸の望月

2017/06/22 (Thu) 23:51:02

つるっとしています。

Re: トゲの少ないサルトリイバラ - 神戸の望月

2017/06/22 (Thu) 23:52:20

前年枝もほとんどトゲなしです。

Re: トゲの少ないサルトリイバラ - 神戸の望月

2017/06/22 (Thu) 23:59:30

前年枝ではこの部分に5つトゲがあります。左右に伸びる太い方の枝の左よりの所に1つ、その上の枝の左端付近の光が当たっている所に1つ、その枝が太い枝と交わる点の上に1つ、下に2つの合計5つです。
これくらいならトゲナシサルトリイバラと呼んでもよさそうに思えますが、やはりそう言えない理由が次の画像で分かります。

Re: トゲの少ないサルトリイバラ - 神戸の望月

2017/06/23 (Fri) 00:06:58

これは根元付近です。画像の中央あたりの右よりに上下に伸びている枝がここまで紹介した全ての枝につながっています。そして根元付近にはわりとたくさんトゲがあります。
私が今までこちらで見た、ほとんどトゲがないサルトリイバラに共通する特徴は、地上に出て来た1年目の部分には必ずトゲがあると言うことです。
この部分を見るとやはりトゲナシサルトリイバラとは言えません。

Re: トゲの少ないサルトリイバラ - panda

2017/06/24 (Sat) 01:19:54

望月さん、こんばんは
お返事が遅くなってすみません。棘の少ないサルトリイバラの写真ありがとうございました。屋久島のサルトリイバラも根本と棘を観察してくればよかったです。「地上に出て来た1年目の部分には必ずトゲがある」という、ポイントありがとうございます。図鑑には書いていないこういう情報をいただけるのはうれしいです。

引っ越しが明後日に迫って、この1週間はコメントが遅れると思います。すみません。

Re: トゲの少ないサルトリイバラ - 神戸の望月

2017/06/24 (Sat) 06:39:29

pandaさん、おはようございます。

ご多忙のところ御返事を頂き、ありがとうございます。
サルトリイバラのトゲの多少は受光量とも関係しています。
この画像のサルトリイバラは、晴天なら日の出から日の入りまで直射光を浴び続けるような場所に生えています。その結果、葉も小さく葉身は大きいもので3㎝位で、茎が赤いのも日がよく当たったためです。
こういう個体はつけるトゲの数が非常に多く、反対に受光量が少ない所に生育する個体では相対的にトゲが少ないものです。

pandaさんは屋久島では標高が高くなるとサルトリイバラの葉が小さくなるようだと書いておられますが、それはさえぎるものが少ない受光量の多い個体だけを観察されたからかも知れません。
いずれにしても屋久島に果たしてトゲナシサルトリイバラがあるのかどうか、興味深いです。

Re: トゲの少ないサルトリイバラ - panda

2017/06/25 (Sun) 07:15:25

望月さん、おはようございます。
受光量の違いで、トゲの多さや葉の大きさに違いが出てくるんですね。なるほど!そういわれてみれば、低山でかから餅の葉を集めるとき、日陰のものは大きいと思い当たります。光合成に関係するのでしょうね。
そして、光の当たるところはトゲが多いことを重ねると、ただのサルトリイバラではないかもしれませんね。ただ、もう一度登って確認できるほど、たやすいところにはなく (^^ゞ  屋久島も遠く、謎のまま終わると思います。

海岸に打ち上げられていたクラゲです。

Re: トゲの少ないサルトリイバラ - 神戸の望月

2017/06/25 (Sun) 11:45:42

pandaさん、こんにちは。

植物に詳しい方が屋久島を訪れる場合、ヤクスギを絞め殺しているヤマグルマが見たいとか、ムカシベニシダを探したいとか、ヤクシマソウはないかなとか言った関心の持ち方をしていることは多いでしょうが、屋久島に行ってまでサルトリイバラをじっくり見る人は少ないと思います。
そうした事情もあって、今まで屋久島ではトゲナシサルトリイバラは見つかっていないのかも知れませんね。
もう少し休日がまとめてとれるようになったら、いずれは屋久島にも行くつもりです。その時にサルトリイバラを観察するのを楽しみにしています。

画像は最近出会った斑入りのウリカエデです。10m近い大きい木ですが、どの枝に付く葉もこうした斑入りになっています。
斑入り植物が木本より草本に多いのは、やはり光合成能力が劣る葉では大きく育つのが難しいからだと思いますが、こうした斑入りの葉のまま大きく育ったことに驚きました。
以前1m未満の小さいリョウブが美しい斑入りの葉をつけているのに出会い、経過を観察しました。今は3m位になっていますが、葉の斑はすっかり消えて通常の緑色になっています。
この斑入りのウリカエデの画像はマツモムシさんの方にも何枚か投稿しています。
ご興味があればご覧下さい。

スミレの自然交雑種 - 陽だまり

2017/04/27 (Thu) 07:38:31

pandaさん、おはようございます。
4月ははスミレの雑種を追っかけてみました。
今年はウスゲスミレ(ナガバノタチツボスミレ×ニオイタチツボスミレ)をたくさん見ることができました。
これは、ウスゲスミレのオトメ型。トメウスゲスミレはちょっと可哀そうな名前になってしまいまいます。
ウスゲスミレもそうですが、ナガバの形質が強くでるものとニオイの形質が強くでるものがありますが、これはその中間型。ややこしいですが、見慣れるとわかるようになります。

Re: スミレの自然交雑種 - panda

2017/04/27 (Thu) 21:40:23

乙女ウスゲスミレをありがとうございます。ナガバノタチツボもニオイタチツボも可愛いから、ウスゲさんは好きです。陽だまりさんに6年前に教えてもらいました。その草原はカヤが茂って瀕死の状況です。

数ではまけないスミレさんです。

Re: スミレの自然交雑種 - 陽だまり

2017/06/08 (Thu) 07:32:19

今年の雑種スミレのひとつはこれ。
アリアケスミレ×フモトスミレだと思います。アリアケとツクシヒメスミレかもと考えましたが、葉の色と斑、開花前の葉の形などからアリアケ×フモトとしました。開放花は不稔。閉鎖花を上げているのでそちらの確認はこれからです。
屋久島のスミレは小さくてかわいらしいですね。

Re: スミレの自然交雑種 - panda

2017/06/08 (Thu) 10:33:16

陽だまりさん、こんにちは。
もう少し雨がほしい長崎です。

花はアリアケさんに似ていますが、葉裏が紫ですね。ツクシヒメスミレというのを初めて知りましたが、ヒメスミレを調べてみると「葉の縁のギザギザ(鋸歯)が粗いタイプ」とあります。うちの庭ではそんなのしかはえていないのでピンときませんが…笑 花の形はヒメスミレにも似ているような気がします。でもアリアケとフモトの雑種のほうがピッタリですね。

屋久島のスミレさんは、もう会うことはないだろうなと楽しんできました。なにしろ…歩く距離が半端じゃなくて…

高千穂河原でみたスミレ、屋久島で見たヤクシマミヤマスミレに似ていたので、これがヒメミヤマスミレなのかと思ったのですが、私はまだヒメミヤマスミレを見たことがないことに帰って気が付きました。葉裏を撮っていなかった…ガックリ

Re: スミレの自然交雑種 - 陽だまり

2017/06/09 (Fri) 07:32:56

ヒメミヤマスミレに似ていますね。
県内にもありますが分布は限られるようです。見慣れるとフモトやヒナと見誤ることはないです。たぶん。

これは今年のフモトスミレ×シハイスミレ。非常に撮影しにくいところで難しかったです。この辺りはフモトもシハイも斑入りが普通なので斑入りは省略しています。
フモトシハイスミレも大きく二つのタイプを見ており、これはその一つ。雑種はF1だけでなく稔性があればF2などもありその形態は様々です。

Re: スミレの自然交雑種 - panda

2017/06/10 (Sat) 10:04:01

陽だまりさん、おはようございます。
フモトスミレ×シハイスミレ、葉裏は紫、花色はどっちつかずの微妙な色ですね。じつは、シハイとフモトが咲く中に、葉ばかり茂って、花をつけないのがあるんです。昨日も確認してきたのですが、閉鎖花もつけてないみたいで…
いつか花に会えるかなと楽しみにしているスミレです。スミレの雑種、なやましいです。

ナガバノモミジイチゴが採り放題だったのでジャムを作ってみました。でもクサイチゴのほうが美味しい。こちらは生食向きです。

Re: スミレの自然交雑種 - 陽だまり

2017/06/12 (Mon) 07:32:32

昨日、当地の植物観察会でした。クサイチゴ、ヒメバライチゴ、クマイチゴ、ナガバノモミジイチゴの4種が食べごろでした。クサイチゴとヒメバライチゴは好みが分かれました。

コレハナガバノタチツボミレとコタチツボスミレの雑種と思われる大型のタチツボスミレ系のもの。花後の葉の形から一方はナガバノタチツボスミレ。もう一方は葉の鋸歯と葉脈からコタチツボスミレではないかと思いました。写真ではわかりにくいのですが現物を見ると周囲のタチツボスミレなどとの相違ははっきりしています。

Re: スミレの自然交雑種 - panda

2017/06/13 (Tue) 07:07:26

陽だまりさん、おはようございます。
ナガバノタチツボさんとコタチツボの雑種…だなんて。私には区別できそうにありません。
でも、葉はタチツボスミレみたいだけれど、お顔はナガバさん似の美人さんですね。

梅雨入りしたのに雨がふりません。でも涼しい日が続いています。

Re: スミレの自然交雑種 - マツモムシ URL

2017/06/14 (Wed) 01:08:53

陽だまりさん、pandaさん、こんばんは。

 便乗して投稿させて頂きます。最近、ようやくスミレ類まで手が回るようになり、県内のスミレ類の全種の特徴をようやく押さえられました。これは県内ではありませんが砂浜の林縁近くで群生していたエチゴタチツボスミレです。花弁の幅や葉の様子はイソスミレ寄りですが、花弁の色はタチツボスミレです。タチツボスミレが絡む雑種は群生傾向が強いようですね。ムラカミ(オオ×タチツボ)、オオ×ハシナガらしきものは見るのですが、まだ見た目で確定することはできません。

Re: スミレの自然交雑種 - 陽だまり

2017/06/14 (Wed) 07:38:03

pandaさん、マツモムシさんおはようございます。
タチツボスミレの仲間は判りにくいですね。
これは今年見つけた、俗にミドリタチツボスミレと言われているものでしょう。正常なタチツボスミレの近くに3株ありました。開花初期は緑色か強くでで、開花が進むにつれて青く色づくように見えました。距が二つあったり、開花初期は花が上を向くなど3株とも共通した特徴がありました、

Re: スミレの自然交雑種 - panda

2017/06/15 (Thu) 23:51:30

マツモムシさん、陽だまりさん、こんばんは
こまさんや、volさんが喜びそうな話題ですね。
スミレも浸透交雑をしますか?いろいろ想像するのは楽しいですね。でも、まずイソスミレやオオタチツボ、ハシナガをまだ見たいです。

 陽だまりさん、ミドリタチツボスミレは気を付けていれば長崎にもあるかもしれませんね。病気じゃない、奇形じゃない、ミドリさんって名前がちゃんとあると頭の隅っこにおいておきます。

 明日県北へいくので、今日はおやすみなさいです。

屋久島のスゲ - こまつな

2017/06/11 (Sun) 10:09:42

pandaさん、こんにちは。
屋久島でみたスゲ属ですが、私はジュズスゲの他には3種類しか見ていなくてヒメシラスゲは気が付かなかった(ノД`)・゜・。
一つ目は林道で夕方みたもの、ヤクシマイトスゲと検討を付けていますが。。
有花茎高さ5~6cm、葉は花序より長く5~12cm、葉の幅が0.5cm程度でした。

Re: 屋久島のスゲ - こまつな

2017/06/11 (Sun) 10:14:13

苞は花序より長く縁がざらつく。

Re: 屋久島のスゲ - こまつな

2017/06/11 (Sun) 10:25:33

画像を拡大すると果胞には短毛が見えました。
雄花序の長さは4mm程度だったと思います。
どうでしょうか。ヒメアオスゲにも似ていますが、かなり小さく葉や茎は糸状にしか見えなくて、如何でしょうか。

Re: 屋久島のスゲ - マツモムシ URL

2017/06/11 (Sun) 13:01:57

こまさんへ
 実物も標本も見たことがないので、何ともなんですが、葉幅が0.5mmでざらつくとのことですのでヤクシマイトスゲでしょうね。しかし、貴重な画像ですね。こまさんのブログとサイトに期待!

 画像は滋賀で見たコウヤハリスゲ。

Re: 屋久島のスゲ - こまつな

2017/06/11 (Sun) 23:45:20

マツモムシさん、ヤクシマイトスゲで良さそうですか。
アドバイス有難うございます。pandaさんとも相談しながらやっていますが、私ももう少し整理して載せてみます。

それと、あと2個スゲがありますが。。その二つ目
マツモムシさんのコウヤハリスゲを拝見してわぁ!と思っています。というのは、屋久島の高地の湿原で見たこのハリスゲSPは当初ハリスゲの小型化した物と思っていたのですが、平凡社の図譜や図鑑をみるとコウヤハリスゲの屋久島産新変種としてコケハリガネスゲがあるので、もしかしたらと思っていた所です。
ごちゃっと固まって生えていたのですが、有花茎はここでは2~2.5cm、茎は幅0.5cm弱、葉の幅も0.5~0.6mm。

Re: 屋久島のスゲ - こまつな

2017/06/11 (Sun) 23:51:40

頂生する花序の長さ4~5mm。果胞は長さ2mm程度。

pandaさ~ん、どうでしょうか。

Re: 屋久島のスゲ - panda

2017/06/12 (Mon) 00:07:31

こまさん、こんばんは
ヒメシラスゲは長崎産で、一昨日撮ったものです。やっぱり何度も調べて身につくみたいなので、今日はオオクブをもう一回見に行ってきました。案の定これかも… なんて、わすれてました。

ヤクシマイトスゲは私もそうだと思います。でも、どこをどう撮ったら証明できるのかなぁ…ある意味難しいです。


マツモムシさん、コウヤハリスゲで思い出したのですが ハリガネスゲの矮小型かなとこまさんと話していたのが、「コケハリガネスゲ:屋久島産の矮小型ハリガネスゲ:匐枝を出し、小穂の花数が少ないこと、痩果の模様がコウヤハリスゲに似る。これらのことから、コウヤハリスゲの変種として発表。」ということで、私には詳細がわからなくて、マツモムシさん相談に乗ってください。掘ってないので匐枝がでているのかは不明です。

Re: 屋久島のスゲ - panda

2017/06/12 (Mon) 00:09:19

ありゃ、こまさんと考えるとこは一緒でしたね。(* ´艸`)クスクス

この写真だと根っこの状態が推測できそうです。

Re: 屋久島のスゲ - マツモムシ URL

2017/06/12 (Mon) 02:30:50

 こまさん、pandaさん、こんばんは。
 スゲの同定、細部撮影で夜更かしが続きます。
 こまさんの画像を拝見しての第一印象は「これがコケハリガネスゲか~」です。しかし、これでは特徴の説明にはなりませんね。最も重要な根茎を確認されていないということから、九州に産するハリスゲ節、ここではハリガネスゲ、マツバスゲ、コハリスゲ、コケハリガネスゲのうちから特徴を押さえながら消去法で絞り込んでみます。まず除外されるのは平地や丘陵など水田地帯に生えるマツバスゲで、まあこれは形態的特徴もかなり異なるので、お二人には説明の必要もないかと。スレッド4番目の小穂をクローズアップされたこまさんの画像を見ると、果胞は厚味があって、内部の痩果が透けて見えないので、コハリスゲは除外できます。ハリガネスゲは熟した果胞は開出しますが、葉幅は1mm以上あるので除外でき、ここまで花茎が倒伏するようなことはありません。
 さらにダメ押ししておけば、こまさんの「ごちゃっと固まって生えていた」とスレッド8番目のpandaさんの画像により、匍匐根茎を持つことが推察できます。その上に確実な情報として、その島のその湿地ではコケハリガネスゲの標本が採られています。しかし、標本が採られているからといって、それを「お墨付き」にせず、できるだけ細部を観察するのが基本でしょう。

 画像はコウヤハリスゲが踏み付けにあうような林道脇の湧水小湿地に生えている様子です。ごちゃっと固まって生えています。ちなみにコケハガネリスゲを記載された方は先輩知人のOさんでハリスゲ節を整理されたのですが、本州産のものをコウヤハリスゲとしたのに、なぜ屋久島のものをコケハリスゲやヤクシマハリスゲとせずコケハリガネスゲと命名したのかは不明。今度伺ってみます。

Re: 屋久島のスゲ - こまつな

2017/06/12 (Mon) 16:35:05

マツモムシさん、情報の少ない画像から、お時間をかけて同定して頂き感謝します。
私も今日は図鑑やウエブサイトの情報を集めて、ハリガネスゲ、マツバスゲ、コハリスゲ、コケハリガネスゲの詳細を一覧表にして比較をしていました。又、コハリスゲは以前北海道の湿原で見た事があり、過去の画像をみると有花茎がはっきりした3稜形で雌花の数も多く、雌鱗片は褐色でした。今回屋久島の物の雌鱗片は中肋が緑色で有花茎は触った感じでは断面は円形に思えました。撮影の時せめて持ち上げてでも根茎の様子が分かる様に撮って来るべきだっと、反省しています。pandaさんの画像追加で助かりました。

それで、あと最後の三つ目なんですが、
これはコケハリガネスゲよりもさらに登った所で、登山道の脇の崩れそうな土手に生えていた物ですが、花の付き方からヒナスゲ節のサナギスゲではないかと思っていますが、どうでしょうか。

Re: 屋久島のスゲ - こまつな

2017/06/12 (Mon) 16:43:31

花序の様子です。ヒナスゲと違って雌雄同株であること、下方の雌花序はやや間を置きながら果胞を付けるという所が合っているように思えます。あと、画像をもっと拡大して果胞は有毛である事は確認しています。

Re: 屋久島のスゲ - panda

2017/06/12 (Mon) 17:23:22

こまさん、こんにちは
屋久島のスゲは掘ったり、分解したりして表現できないので難しいですね。あの場所はサナギスゲとヒメスゲが混じっているんじゃないかと思います。同じものと思って撮ってきたのですが、画像を見るとちがっていました。

Re: 屋久島のスゲ - panda

2017/06/12 (Mon) 17:29:22

これは、こまさんの写真と同じかな。
サナギスゲと一応見当をつけているのですが…まだ詳しくは。どこか区別点が写っていればいいけれど。

Re: 屋久島のスゲ - panda

2017/06/12 (Mon) 17:44:06

マツモムシさん、ありがとうございました。
消去法で残ったのが、コケハリガネスゲ。でも、ネット上にコケハリガネスゲの画像がないのでわかりませんでした。まとめるにも写真を紹介するくらいしかできそうにありません。ところで、こまさん、平凡社の新しい図鑑にはコケハリガネスゲの写真が載ってるのかな?

それから、昨日「オオクグってこんなだったような」と思ってとってきたのは フサスゲでした 笑
やっぱり…わかっていなかったです。でも初めてだったのでうれしいです。

Re: 屋久島のスゲ - マツモムシ URL

2017/06/12 (Mon) 20:19:49

 pandaさん、こまさん、こんばんは。
 こまさんの新しい画像はサナギスゲでよいと思います。pandaさんのほうは果胞が短そうなのでヒメスゲでよいと思います。フサスゲは環境省のRDBには入ってませんが、比較的稀なスゲなので発見できてよかったですね。オオクグはこちらでは非常に稀なもので、まだ見たことがありません。

 画像は先日京都ではじめて見たウキガヤ。ムツオレグサによく似ていますが、草体はひとまわり小さくやや繊細です。

Re: 屋久島のスゲ - こまつな

2017/06/13 (Tue) 01:21:57

 マツモムシさん、三つ目のサナギスゲまでアドバイスを有難うございました。これで落ち着いて整理が出来ます。
 pandaさん、ヒメスゲは以前北海道でみて知っているはずなんだけど、今回気が付いていませんでした。残念!
スゲの図鑑の画像と説明のコピーを今送りました。どうもありがとう。

 ヤンバルクイナは先日の梅雨空の林道を歩くぐらいのスピードで車を走らせて樹木の観察をしていたら、目の前に出て来てくれました。野生の物を写したのはこれが初めてです。

Re: 屋久島のスゲ - panda

2017/06/13 (Tue) 06:57:56

マツモムシさん、おはようございます。
スゲの名前ありがとうございました。これで、安心してまとめることができそうです。オオクグは前に見たところにありました。やはり種子ができていないものが多かったです。でも、ちょっと離れたところにフサスゲが群生していて、なんだこんなところにもオオクグが広がったのねと、小穂を一つもらってきたらフサスゲでした。やはり、オオクグは限られた一画しかないみたいです。
イネ科がまだよくわかりません。ムツオレグサという名前は面白いですね、特徴を調べてみます。


こまさん、資料届きました。ありがとう!これでコケハリガネスゲの特徴がわかりました。それと、図鑑のコケハリガネスゲの写真はまばらでしたね。もっとマット状に広がっていたのに…ハリガネスゲというより、五葉松のようなコケハリガネスゲでしたね(* ´艸`)クスクス

私も屋久島を早くまとめなくちゃ!シダもスゲも肝心なところが写せないからムズムズするんだけど。ヤンバルクイナ、いっしぃさんが羨ましがりそう。

シオクグとコウボウシバ - こまつな

2017/06/09 (Fri) 01:06:45

pandaさん、皆さまこんばんは。

pandaさん、両方が混ざっているかなと悩んだ場所ですが、手前と奥の物をやや間隔をおいて2個ずつ小穂のみ比較してみました。
(掘り起こしてはいません)
冷蔵庫から出して2日間室内におくと小穂の色に変化が見られました。

Re: シオクグとコウボウシバ - こまつな

2017/06/09 (Fri) 01:11:32

左が緑色のままの物、右がやや黄色くなったものの痩果です。
カメラがやや傾いていたので判りずらいですが左がの痩果が大きいです。

Re: シオクグとコウボウシバ - こまつな

2017/06/09 (Fri) 01:14:52

果胞の比較。右は下の方が膨れてずんぐりで幅は大きいが、長さは短い。

Re: シオクグとコウボウシバ - こまつな

2017/06/09 (Fri) 01:24:23

痩果の形の違いがあるのに気が付きました。
痩果の上部に付属体の様な物が見えます。

現地では手前にはシオクグと似た様な草丈のコウボウシバが混ざっているように思えます。

Re: シオクグとコウボウシバ - panda

2017/06/10 (Sat) 11:46:13

こまさん、ありがとう。
奥のほうにはシオクグとコウボウシバが混ざっていたのですね。確かにあの時点で小穂の色が緑のものと白っぽいのがあるとこまさんが言っていましたよね。
そう果の付属体みたなところが、長いのと短いのは嘴の長さと関係ありそうです。

混ざっていても目で見て区別できるのかもしれない。なんとなく、分かってきました。ポイントをちゃんと見ないといけないこと 笑

ヒメシラスゲ二度目でした!これで覚えたかも。

ホコザキウラボシ - こまつな

2017/06/01 (Thu) 17:27:35

pandaさん、こんばんは。
一昨日、やんばるの渓流でホコザキウラボシの裂けていないタイプの物を写して来ました。
屋久島のと同じかな。私は写していませんでした。

Re: ホコザキウラボシ - こまつな

2017/06/01 (Thu) 17:28:42

葉の表。

Re: ホコザキウラボシ - こまつな

2017/06/01 (Thu) 17:29:55

裏のソーラス。もう胞子は弾けていますが。

Re: ホコザキウラボシ - panda

2017/06/02 (Fri) 11:05:08

わぁ、天の助けです。
このところ地元の調査で、調べものが多く屋久島のシダやカヤツリには手が出せずにいます。おまけに大掃除でしょう、体がいくつあっても足りません(^^ゞ

ホコザキウラボシの分かれてないやつ!と思ったのですが、こまさんのを見ると脈がもう一つ一致しないように思います。ヌカボシクリハランとの雑種?とか調べたけど、そんなのないみたいだしと保留にしていました。
滝の近くで、こまさんとhanamisutoさんと三人で見たと思います。

Re: ホコザキウラボシ - panda

2017/06/02 (Fri) 11:06:29

このソーラスは、ヌカボシじゃないと思うんだけど…落ちてしまったとか…

Re: ホコザキウラボシ - panda

2017/06/02 (Fri) 11:08:15

葉脈がね…

Re: ホコザキウラボシ - panda

2017/06/02 (Fri) 11:10:00

根茎、これ以上は写真に撮れなかった。

Re: ホコザキウラボシ - panda

2017/06/02 (Fri) 11:20:46

湿った崖についていたので、葉全体の形が撮れず、まだソーラスのついていない若い個体だけど、こんな感じでした。

Re: ホコザキウラボシ - こまつな

2017/06/02 (Fri) 21:58:28

pandaさん、ごめん、もう一度確認したら私も一緒に同じものを写していました。
pandaさんが撮ったソーラス付きの葉は縁が2回凹んでいるので同じものだとわかったよ。⇒マークの所。

Re: ホコザキウラボシ - こまつな

2017/06/02 (Fri) 22:03:22

葉脈を見るためにカメラを逆さまにして逆光で写してました。
ピントが抜けてしまっていますが

Re: ホコザキウラボシ - panda

2017/06/03 (Sat) 02:20:40

それでこまさん、ホコザキウラボシでいいのかな?
こまさんの葉脈をみると、なんだかそれっぽい。それにしても、同じものを撮っても、葉脈の写り方がこんなに違うんですね。

昨日はウマスゲをみつけて、大喜びしました。

Re: ホコザキウラボシ - こまつな

2017/06/04 (Sun) 00:20:29

うん、ホコザキウラボシで良いと思います。
しっかり3裂したものだとわかりやすいけど、単葉だ分かりにくいですよね。私も現場ではあれこれと迷っていました。

ウマスゲってマツモムシさんの所でも拝見してきましたが、雄小穂がぴろーんと伸びて面白そうですね。

先日みたハチジョウカグマはまだもう少し赤くなりそうです。

Re: ホコザキウラボシ - panda

2017/06/04 (Sun) 10:08:03

こまさん、ありがとう。ひとつ片付きました。
それにしても、真っ赤なハチジョウカグマですね。長崎のはここまで赤くなったのをみたことはありません。気温の問題でしょうか?
実家近くのハチジョウカグマの芽だしのころの写真です。

それより、屋久島の海岸のコウボウシバみたいなのは・・・背が高いのもコウボウシバなのかな?見切り発車でマツモムシさんのコメントを待ってみようかな?

Re: ホコザキウラボシ - マツモムシ URL

2017/06/06 (Tue) 02:19:43

 pandaさん、こまつなさん、こんばんは。
 シオクグとコウボウシバのお尋ねにレスしておきました。

 ウマスゲ見つけましたか。全国的な稀少種ですね。おめでとうございます。
 こまつなさんのハチジョウカグマの赤い部分って無性芽か何かですか?すごい鮮やかですね。

 画像は定点モニタリング地のヒメミコシガヤ。かなり大株になっていました。背後のシカクイみたいなのはセイタカハリイ。ここでは他にアワボスゲ、ホナガヒメゴウソ、ヒメゴウソ、タチスゲ、カサスゲ、エゾアブラガヤ、タコノアシ、ホソバヘラオモダカ、サイコクヌカボが生育しています。

Re: ホコザキウラボシ - panda

2017/06/06 (Tue) 17:00:10

マツモムシさん、こんにちは。
ありがとうございました、今ブログを編集しなおして公開しました。最後のはコウボウシバであっていますか?

こまさん、シオクグが見たいと言っていたので、よかったね。シオクグの小穂は短かったのも印象に残っています。それなのに、volさんが小穂が長いのを見つけて、あのあたりからコウボウシバとの区別がわからなくなったのでしたね。もし、もう一度行けるなら、あの小穂が長い集団をもっと詳しく観察してみたいです。

Re: ホコザキウラボシ - マツモムシ URL

2017/06/07 (Wed) 02:48:10

pandaさんへ

 向こうにもカキコしましたが、コウボウシバで問題ないです。あれくらい小穂の柄が延びていればシオクグでは柄が細いので、多少とも傾くか下垂します。果胞と雌鱗片もほぼ同長ですね。
 pandaさんの画像は猿面さんですかね?こちらでは、過去の記録地でも見られなくなってしまいました。エビネブームの頃に採取されたものが、どこかで栽培されていればよいのですが。

 画像は野焼き跡で開花していたコマガタケスミレに近い何者かです。距の長さ、唇弁の紫条、側弁の毛、葉面の毛の様子など全体的にはコマガタケスミレの特徴が出ているのですが、葉の形や大きさには同所的に開花しているサクラスミレの影響を感じてしまうものです。この場所ではホコバスミレ、サクラスミレ、フモトスミレ、アケボノスミレ(開花期が野焼きと重なるので開花個体は見られない)、オカスミレ(野焼き時期に重なり開花個体は稀)が生育しています。野焼き後に同時開花するのはホコバスミレ、サクラスミレ、フモトスミレで、ホコバ×フモト(コマガタケ)にサクラの花粉がかぶったものかと予想しています。雑種でも多くの場合は胚乳は正常(花粉は異常)で、そこに正常な花粉が受精すれば結実する例もあるらしいです。困ったもんですね。追求すればハナワラビみたいな迷宮が待っているのでしょうか?それに比べるとスゲ類は種数は多いけどなんと楽なことか。

Re: ホコザキウラボシ - こまつな

2017/06/07 (Wed) 21:49:04

マツモムシさん、pandaさんこんばんは。
数日留守をしていて、まだシオクグとコウボウシバの整理が出来ていない状態でした。今日は帰って来て、マツモムシさんのbbsとpandaさんのブログを拝見しながら自分の画像をず~と眺めていた所です。以前からコウボウシバと思ってもシオクグがあるから要注意!と教えて頂いていたので、沖縄の物とも比較しながらシオクグがまとめられそうです。有難うございました。
pandaさん、もう高く登るのは出来ないかも知れないけど、屋久島はまだまだ見たいのがあって、又行きたいですね。

マツモムシさん、赤いのは無性芽です。こちらでもこんなに色づいたのはあまり見かけませんがこれは綺麗でした。
屋久島のスゲは小さくて分かりずらいのばかりでした。また宜しくお願いします。
ハチジョウカグマの近くでリュウキュウコンテリギが良く咲いてました。ヤクシマコンテリギと比べるとかなり小さいです。

Re: ホコザキウラボシ - panda

2017/06/08 (Thu) 11:46:40

マツモムシさん、こんにちは。
猿面は初めて見ました。エビネは里山の家庭ではよく栽培されていますね、キエビネ、エビネ、タカネは多いけれど猿面や霧島は見たことがありません。盗掘は望みませんが、エビネブームの頃に育てていらっしゃる方がいれば上手に保護してもらえるといいなと思います。

コマガタケスミレと聞くと、九州では見ることができないと思ったら、フモトとスミレの雑種なのですね。それなら出会えそう!陽だまりさんが今年スミレの雑種を追いかけていたと聞きましたので、きっと食い入るように写真を見つめているのではないかと想像しています。でも、スゲも難しいです。何しろ違うと思っても以前みたのだったり、違いに気づけなかったりと初歩的な段階を抜け出せずにいます。

ヒメミコシガヤは希少種なのですね、どこにでもありそうと検索してみたら、関西方面だけなのかしら…それに、希少種がいっぱいのところに生えていますもの。

みっちゃん先生が写真を貼ってくれた ツルキジムシロらしきものを見つけました。ちょっとうれしい。でもみっちゃん先生みてくれてないだろうなぁ…

Re: ホコザキウラボシ - panda

2017/06/08 (Thu) 12:16:34

こまさん
久しぶり、やたら長くなったスレッド…笑

もう一度こまさんのコウボウシバを読み直したら、シオクグの雌小穂は4㎝くらい長くなるとマツモムシさんが書いてくれていました。図鑑には1-2㎝とあったので、シオクグとコウボウシバが混ざっているのかなと思いましたが、きっと奥のほうは全部シオクグだったのでしょうね。もう一度確認したいと心残りだったから、ふっきれました。よかった!

今度は秋田駒ですね、うらやまし~!もし夏に東京に来ることがあれば、一緒に山を歩いてください。シダ見に行きましょう 笑 volさんも埼玉にいるといいのにな。

久しぶり咲いたマイヅルテンナンショウです。

五月のヤブツバキ - 神戸の望月

2017/05/22 (Mon) 22:30:29

pandaさん、こんばんは。

つつがなく、お戻りになられたようで何よりです。
こちらでは五月の下旬になってもヤブツバキが標高800m位の谷筋などではまだ開花しています。ヤマツツジ、ツリガネツツジ、ベニドウダンなどと、競って花を咲かせていることも多いです。

その五月のヤブツバキの花には他の時期の花にはあまり見られない特徴があります。それは花弁の脈が明らかに目立っていることです。冬から四月中旬頃までに咲くヤブツバキの花は、花弁の脈が目立ちませんが、四月下旬頃以降に咲く花は花弁の脈が顕著です。
この画像の五月下旬の花を見て頂いてもお分かりになると思います。右側の上の方に新しく展開して来た若葉があります。

五月以降のヤブツバキの花を訪れる鳥はほとんどいないです。そこで、ヤブツバキはその時期、赤い色には反応しない虫を呼ぼうとして、蜜標の役割を持たせるために花弁の脈を目立たせる戦略をとっているのなら面白いのですが、どうもそう言うことではなさそうです。
と言うのはその戦略が成功しているのなら、五月の花もそこそこ結実するはずです。でも、実際は五月の花はまず実を結びません。虫はよく来ていますが、上手く花粉は運ばれないようで、やはりメジロなどの小鳥が頭を突っ込んで蜜を吸った時に花粉が運ばれやすい花の構造になっているようです。

五月のヤブツバキの花弁の脈が目立つのは気温のせいだと思います。標高800m付近では、五月下旬でも朝晩はぐっと冷え込み、日中は25度位になることもあります。他の開花期にはないこの気温差が関係しているように思いますが、科学的に説明する能力はありません。

この後にもいくつか、五月下旬のヤブツバキの花を紹介させて頂きます。

Re: 五月のヤブツバキ - 神戸の望月

2017/05/22 (Mon) 22:33:58

これも五月下旬の花です。花弁の外面を見ても脈が顕著です。

Re: 五月のヤブツバキ - 神戸の望月

2017/05/22 (Mon) 22:36:01

花の右側にだいぶ大きくなった若葉があります。

Re: 五月のヤブツバキ - 神戸の望月

2017/05/22 (Mon) 22:38:37

やはり花弁の脈が目立っています。

Re: 五月のヤブツバキ - 神戸の望月

2017/05/22 (Mon) 22:40:47

ポリネーターが来ています。花粉が狙いでしょうか。

Re: 五月のヤブツバキ - 神戸の望月

2017/05/22 (Mon) 22:46:22

これも五月下旬の花です。花の左側にだいぶ大きくなった青い実があります。3月頃に開花結実したものだと思います。一本の木の中にこれだけ咲く時期の異なる花があるのがヤブツバキらしい特徴です。

Re: 五月のヤブツバキ - panda

2017/05/24 (Wed) 11:44:34

望月さん、こんにちは。
屋久島でも藪椿が咲いていました。木が高くて写真には撮れなかったのですが、落ちていたものを撮っています。果実が大きいからかリンゴツバキというようです。確かに、なしみたいに見えますね (* ´艸`)

それで、花弁は脈が目立ってました。主婦の感としてしわしわになる原因は、乾燥。それにしても花期が長いのはなぜなのでしょうね。

Re: 五月のヤブツバキ - 神戸の望月

2017/05/24 (Wed) 22:39:01

pandaさん、こんばんは。

リンゴツバキの画像をありがとうございます。私も家内の実家のある鹿児島で、リンゴツバキと呼ばれているものの花や実を見たことがあります。
この画像は5月下旬に兵庫県で咲いた元気な状態のヤブツバキの花弁の内面です。
pandaさんは花弁の脈が目立っていることをしわが寄っている状態と解釈されたようですが、それはちょっと違います。
そのことを次に葉脈を例にして説明してみます。

Re: 五月のヤブツバキ - 神戸の望月

2017/05/24 (Wed) 23:14:10

この画像の葉は、左からサルトリイバラ、ムベ、ガマズミ、サイコクキツネヤナギです。
葉脈にしわがあって目立っているものはと問われたら、誰しもガマズミとサイコクキツネヤナギをあげるでしょう。サルトリイバラとムベの葉脈は隆起があまりありませんが、透けるような感じで目に付くものです。
葉脈を人の血管に例えたら、ガマズミとサイコクキツネヤナギは皮膚の上に血管が盛り上がるように葉の裏に脈が突出していて、サルトリイバラとムベは薄い皮膚の下に血管が透けて見えるように葉の中の脈が表面からも見てとれます。

5月のヤブツバキの花弁の脈が目立つのは、このサルトリイバラとムベの葉脈のように透けて見えているからです。しわしわになって目に付きやすくなっているのではありません。

pandaさんは乾燥によるしわを指摘されていますが、仮にそうだとしたら、ヤブツバキの長い開花期間は全て乾いた時期なので、どの時の花もしわが寄っているはずです。

5月と他の開花期間のヤブツバキの違いを考えたら、気温以外にも大きな相違点がありました。
それは5月くらいから新葉を展開し始めているということです。そうです、5月のヤブツバキは葉も作りながら花も作っています。春に葉と花が同時展開する樹木にとっては、それは通常の作業ですが、半年ほどの長い開花期を持つヤブツバキにとっては、葉も同時に作るのは5月だけです。
エネルギーをかなり消費する作業が二つ重なることにヤブツバキは慣れていないはずです。
そこで花だけを作っている時期の花よりも、5月の花はいくぶん「おろそか」になっている可能性はあるのではないでしょうか。
子供の弁当も作る時はだんなの弁当はおろそかになるとかつてうちの主婦が申しておりましたが、そのようなことです。
「おろそか」と言うのは器官のどれかが欠けているとか、花に蜜がないとか言ったことではなく、例えば花弁の表皮が薄いと言うようなことです。
厳密な計測に基づいていない、触ってみた「素人のカン」に過ぎませんが、5月のヤブツバキの花は花弁がより薄く、そのため脈が目立っているのではないかと考えています。

花弁の脈についてもう少し申し上げようと思っていたのですが、明日朝が早いので、いったんここで失礼させて頂きます。

Re: 五月のヤブツバキ - panda

2017/05/26 (Fri) 07:23:08

望月さん、おはようございます。
ツバキの花の脈についての解説ありがとうございました。葉脈の説明で望月さんの表現したことがわかりました。
これで、次からの花弁の脈についてのお話をちゃんとりかいできそうです。

Re: 五月のヤブツバキ - 神戸の望月

2017/05/26 (Fri) 22:57:30

pandaさん、こんばんは。

ご丁寧な御返事を頂き、ありがとうございます。
花弁の脈は花脈と呼ばれることもありますが、葉脈ほどは使われることのない言葉です。その役割は葉脈とほぼ同じで、花弁に水分や養分を運んでいます。
葉脈は種の同定の際の手がかりにもなるほど、注目される存在ですが、花弁の脈は、私の調べた範囲では、専門家にも取り上げられることが少ないようです。
園芸品種のサクラの作出をしている知人に聞いた話ですが、新品種の判定をする時、花弁の内面と外面に脈がよく見えているかどうかも一つのポイントになるそうです。
そうした点にも留意する必要があるほど、似たものが多いと聞きました。それでもその脈の走り方(脈理)については問われないようです。それは同じサクラの仲間なので大きな違いがないからです。
センブリ、ゲンノショウコ、ウメバチソウなどの花弁の脈が目立つものは、その脈も鑑賞の対象にはされますが、脈理がどうだと言った見方はあまりされません。

種子植物の葉脈は、二叉脈、平行脈、網状脈の三種類があり、二叉脈は裸子植物のイチョウ、ソテツなどに見られ、被子植物は平行脈や網状脈を持ちます。
花の各器官は葉の変形したものですから、それなら、網状脈の葉を持つ種は花弁も網状脈に、平行脈の葉を持つ種は花弁の脈も平行脈になっていてよさそうな気がします。
ところが実際は、葉脈のいかんにかかわらず、被子植物の多くの種の花弁の脈理は二叉脈になっています。
だからこそ花弁の脈理についてはあまり問題にされないのだろうと私は思っています。
それにしても花弁の脈理を観察していて、葉脈とは無関係に二叉脈が多いことは大きな驚きでした。
二叉脈はシダにも多いですよね。


こちらでは今コツクバネウツギが盛んに咲いています。コツクバネウツギは花や葉の変異の幅が大きく観察する楽しみも多いです。
pandaさんの2007年6月1日のちゃぶ台をひっくり返したブログを拝見しました。専門家でもキバナツクバネウツギやヒロハコツクバネウツギやホソバコツクバネウツギを認めていない人は多く、私も認めていない派です。現場で数を見て状況を判断すれば、あまり意味のない分類だとすぐに分かるのにと私は思います。
この画像のコツクバネウツギは花冠の外面にも内面にあるのと同じ網目状の模様があります。

Re: 五月のヤブツバキ - 神戸の望月

2017/05/26 (Fri) 23:02:06

このコツクバネウツギは変異と言うより形成異常ですが、二つの花芽が早い段階で合着して開花したものだと思います。花冠が10裂していること、雄しべの数が多いこと、ガク片が5個ある(この画像では見えていませんが)ことなどからの推測です。

Re: 五月のヤブツバキ - 神戸の望月

2017/05/28 (Sun) 06:47:27

pandaさん、おはようございます。

上の画像のコツクバネウツギと同じようなコシオガマの画像もあげておきます。

Re: 五月のヤブツバキ - 神戸の望月

2017/05/28 (Sun) 07:03:39

それから、知人にヒロハコツクバネウツギやホソバコツクバネウツギを認めない理由をもっとちゃんと説明してと言われたので、ちょっと書いてみます。

この画像はコツクバネウツギの葉を並べて写したものです。一番左のものは葉身6.4㎝、幅3.5㎝です。一番右は葉身1.3㎝、幅4mmです。同じ枝でも先の葉ほど大きくなり、サイズが異なる葉が付いていますから、この画像では枝先の最大の葉を選んでいます。
人によっては一番左のものはヒロハに、一番右のものはホソバに分類するでしょう。
でもこうして連続した大きさの変化を見ると、どこで区切ったら良いのかが分かりません。
それに、ホソバ型は尾根筋の岩場などの、葉が小さくなる条件が揃った日当たりの極めてよい乾いた場所に生えていて、それが環境に適応した姿なのか、固定されたものなのかが十分に検証されていません。
と言ったようなことで私はホソバやヒロハには懐疑的です。

Re: 五月のヤブツバキ - 神戸の望月

2017/05/28 (Sun) 07:05:52

乾いた尾根筋のホソバ型はこんな感じです。

Re: 五月のヤブツバキ - panda

2017/05/29 (Mon) 06:34:18

望月さん、おはようございます。
コクバネウツギの黄花品のことはすっかり忘れていました。植物の名前には細葉、広葉、長葉など多いですよね。でも葉だけでなく他にも違ったところのある区別ならいいのですが、コツクバネウツギの葉の大きさも連続しているようですし、私も区別しないで考えてみます。
最近ヒロハドウダンツツジとドウダンツツジはどう違うのか?などと考えたのですがこれは園芸種とのちがいのようでした。ホソバヤブコウジも解決していません。葉の形で思い出したことを徒然と書いてみました。

距が2つあるスミレ - 平家蟹 URL

2017/05/14 (Sun) 19:20:33

葉がワサワサ茂った状態のスミレは撮ったことがないので撮ってみました。
オオタチツボスミレかなとも思ったんですけどね。

Re: 距が2つあるスミレ - 平家蟹 URL

2017/05/14 (Sun) 19:22:31

特に選ぶこともなく真っ先に撮ったのがこれ
あれ、距が2つある。
花が重なっているのかなとも思ったけどそんな様子もないし

Re: 距が2つあるスミレ - 平家蟹 URL

2017/05/14 (Sun) 19:23:50

真上から見ると確かに距が2つあります。
後ろからも撮っておけばよかった。

Re: 距が2つあるスミレ - 平家蟹 URL

2017/05/14 (Sun) 19:28:28

正面から見ると普通2枚の上弁が3枚あります、やはりおかしいわ。
そろそろスミレシーズンも終わり、この日撮ろうと思ったスミレはこれだけ、
それでこんなのが見つかるもんな、何かオーラでも出ていたんだろうか(笑)

托葉が櫛歯状でしたがタチツボスミレではないし距が白くないからオオタチツボスミレでもないし
ニオイタチツボスミレとの交雑種マルバタチツボスミレでしょうか。

Re: 距が2つあるスミレ - panda

2017/05/15 (Mon) 20:52:36

お宝発見ですね。
二つ距を持つ奇形なのに、さわやかな顔をしてるんですね。私も多距のスミレ、見たことがあるのですが、いつ見たのか、どこで見たのか思い出せません。ふっと思い出したら、画像を追加しますね。
それではおやすみなさい。

女性化したミツバアケビ? - 平家蟹 URL

2017/04/27 (Thu) 15:44:27

ミツバアケビの雄花序のように見えますが全て雌花です。

Re: 女性化したミツバアケビ? - 平家蟹 URL

2017/04/27 (Thu) 15:46:06

上の方は本来の雌花序ですが(それでも数は多い)下の方は雄花序になるはずなのに全て雌花になっています。

Re: 女性化したミツバアケビ? - 平家蟹 URL

2017/04/27 (Thu) 15:47:58

これで全て果実になったらグレープフルーツならぬグレープアケビ(笑)
雄花が雌花化することがあるんでしょうか。

Re: 女性化したミツバアケビ? - panda

2017/04/27 (Thu) 20:58:22

へんなの~^m^
みんな雌花って・・・なにをどう間違えたらそうなるんだろ・・・私には笑ってごまかすことしかできません。どなたか追加コメントがあると楽しそうなんだけど・・・
今日であったエビネ、タカネかな。

Re: 女性化したミツバアケビ? - 陽だまり

2017/05/09 (Tue) 07:06:27

みなさんお早うございます。
平家蟹さんのアケビの花は面白いですね。来年もこのように咲くのか興味深いところです。
こちらはアケビの雄花と雌花の色違い。このタイプは時々みかけます。アケビは雑種ができ、そのせいか変異の幅がひろい植物のように思えます。

Re: 女性化したミツバアケビ? - 陽だまり

2017/05/09 (Tue) 07:22:15

pandaさんのエビネはタカネですね。
環境的には悪くなさそうなので、盗られなければ毎年一芽くらいは増えそうな感じです。
昨年からポリネーターの調査に使っているタカネの一型です。去年5本、今年は9本の花をつけました。良く香ります。

Re: 女性化したミツバアケビ? - panda

2017/05/09 (Tue) 16:58:54

陽だまりさん、こんにちは
すばらしいタカネですね、輝いています。キエビネなど貴重がられるけれど、私はタカネのほうが綺麗だと思います。エビネの色の変化は楽しいですね。
それから、白っぽい雄花のアケビは私もみたことがあります。青っぽいのもみたことがあるので貼ってみますね。

Re: 女性化したミツバアケビ? - 陽だまり

2017/05/10 (Wed) 07:31:03

ヒスイカズラのような雄花の色ですね。この色は見たことがありません。写真は野草栽培家が好みそうなキエビネの素心。
蕊柱の縁にごく薄い赤い線が残りますが、ほぼ素心。
最近、キエビネに見えても花が小さかったり、距が長く曲がっていたりするキエビネ風のタカネが増えています。本来のキエビネが激減中。私のフィールドではシカの食害がなくほぼ盗掘です。最近の盗掘は根こそぎ型なのでたちが悪いです。私の知人は見つけ次第没収、自宅の山林に立ち入る人を見たら直ちに退去させていると言っていました。もちろん個人所有の山林です。

Re: 女性化したミツバアケビ? - panda

2017/05/10 (Wed) 20:42:11

陽だまりさん、こんばんは
黄色くてもキエビネ風タカネがあるんですね。私は区別できていないかも。これは里山の人家の近くに植えてあったキエビネだと思ってましたが・・・
花は近くのエビネより大きかったです。これだとキエビネでOKですか? タカネ?

Re: 女性化したミツバアケビ? - panda

2017/05/10 (Wed) 20:47:40

こちらは山奥の人気のないところのキエビネ。どちらも同じに見えます。花弁がちょっと柔らかそうな感じがします。

Re: 女性化したミツバアケビ? - 陽だまり

2017/05/11 (Thu) 08:23:14

写真では大きさがわからないので確実ではありませんが、どちらもキエビネで良いと思います。ただ上のキエビネはわずかにエビネがかかっているかもしれません。
典型的なキエビネは花の大きさ(左右の側萼片の幅)が50-70mmです。これより小さいとタカネの可能性が高くなります。
距の先端が子房の1/2以下で弓形に曲がらない。唇弁、花弁、萼片は裏表とも同色。唇弁の中央裂片の先端が二つに裂けないこと等が標準的なキエビネの特徴です。
写真は13年間観察しているキエビネ。『吾輩はキエビネである。文句のある奴はいるか?』と言っているような。花は70mm、高さ700mmで最大級のものです。

Re: 女性化したミツバアケビ? - panda

2017/05/13 (Sat) 00:30:02

陽だまりさん、キエビネの特徴ありがとうございます。
おおまかな区別はできそうです。
それにしても、花は70mm、高さ700mmなんてすごいですね。つい、50cmものさしを立てて、これ以上なのかとおどろきました。

今日は雨の中を平戸周り、変なキノコを見かけました。ウスキキヌガサタケみたいなのですが、黄色いスカートが柄にぴったりはりついていました。調べてみたらキイロスッポンタケのようです、ガックリ

Re: 女性化したミツバアケビ? - 陽だまり

2017/05/13 (Sat) 06:51:56

おはようございます。
これはキイロスッポンタケ。これまで二度しか見たことがありません。
上のキノコもこれではないでしょうか?
今からすぐ近くの観察会の下見です。

Re: 女性化したミツバアケビ? - panda

2017/05/14 (Sun) 06:32:10

陽だまりさん、おはようございます。
キイロスッポンタケでいいのですね、ありがとうございます。最初みんなでウスキキヌガサタケ?と大騒ぎしたのですが、なんとなく違和感。でも柄の黄色い部分は皮のようにはがれ2層になっていました。それで、ウスキなんだろうなと落ち着いたのですが、帰って調べてみるとキイロスッポンタケは2層になると書いてありました。
キヌガサタケの仲間はこの表面の1層が発達したのかな?

栄養繁殖するツクバキンモンソウ - 神戸の望月

2017/04/26 (Wed) 23:15:13

pandaさん、こんばんは。

今回観察したツクバキンモンソウ171個体のうち、栄養繁殖しているものは6個体でした。その割合は約3.5%です。

この画像の個体は6個体の集団の中の1つです。3つのラメット(ramet 連結している横走根を切っても独立して自活するだけの潜在能力を持った形態上の単位)が1つのジェネット(genet クローン全体の集合を一つとみなした単位)を形成していて、地表に見える茎の数は5本あり、その点では最大規模の栄養繁殖している個体でした。

ツクバキンモンソウは集団の規模が小さいと、生育環境が悪くなくても、個体数がなかなか殖えません。と言うことは、自家受粉はおそらくしていないと考えられます。
5年前に2個体だけだった集団を、環境が悪化しないように配慮しながら見守っていますが、いまだに2個体だけです。たぶんその2個体の遺伝的な近親さが強いため、種子稔性率が低いのだと思います。

この画像の個体のように、小集団の中の一員が栄養繁殖をしていると言う事実から、種子による繁殖が困難な状況にある個体が栄養繁殖を行いやすいのではないかと言う推測が成り立ちそうですが、次に示す例は必ずしもそうではないことを語っています。
(続きは後日にと言うことで、ご容赦下さい。)

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - panda

2017/04/27 (Thu) 21:48:02

望月さん、こんばんは
深く追求されていることは、どこかで発表されるのでしょうか?「集団の規模が小さいと、生育環境が悪くなくても、個体数がなかなか殖えない」と言うのは、自家受粉しない植物がそこに芽生えたとき悲しいですね。でも、そのために栄養繁殖もできるようになるというのは植物らしいたくましさで応援したくなります。
続き楽しみにしています。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - 神戸の望月

2017/04/27 (Thu) 23:45:59

pandaさん、こんばんは。

次の話はまだなのですが、ご質問があったので答えます。
マツモムシさんとpandaさんの掲示板以外に発表したことはありません。
去年pandaさんもマツモムシさんの所で、長崎のコアカソについて投稿して下さいましたが、コアカソについては、まとまれば発表する予定があります。何せ膨大な分布量ですから、丹念に見ていると、とても時間がかかります。
でもそうした作業が結構性に合っているので、苦痛に思うことはありません。

いつも標本を見て頂いている先生に、なんでそんなに標本を集めるんですかと聞いたことがあります。
「仕事やからな。」と言う返答を予想して。
ところが、「いつか誰かの役に立つかも知れへんやろ。」と言うお答えでした。

私の植物観察は仕事ではなく、趣味です。自分のための娯楽です。それでも、ひょっとしたら知り得たことを、こうした場で発表させて頂くと、おこがましいですが、それを見た誰かの何かの役に立つかも知れません。
少なくとも朝食の話題くらいにはなるかも知れません。夕食でも良いのですが。
いつもそんな気持ちでこの場をお借りしています。

画像は栄養繁殖つながりで、ミヤマカタバミです。今年は遅い開花でした。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - 神戸の望月

2017/04/28 (Fri) 23:39:31

pandaさん、こんばんは。

この画像のツクバキンモンソウは、左側の茎1本のラメット、右側の茎1本のラメット、それにその中間(右寄り)の茎が折れ根だけが残るラメットで構成されています。
一番右のラメットの茎の最下部から右に伸びる茶色のものは横走根で、その先にラメットはありません。あるいは、あったものが枯れたのかも知れません。

このジェネットは2本ある茎のどちらも花芽を付けるだけの大きさに育っていませんが、それでも3つ(あるいは4つ以上)のラメットから成っています。
このことは私には驚きでした。それはラメットが花芽を付ける大きさに成長しないと横走根を出すことはないように思っていたからです。走出枝を出す植物では通常、花後にそれが出ることが多いので、ツクバキンモンソウの場合も同様だと想像していてました。

そしてこのジャネットは63個体の集団の中の一員です。そのことから、小規模でない集団にも栄養繁殖をしている個体が含まれていることになり、種子による繁殖が困難だと考えられる小規模集団だけが必ずしも栄養繁殖する個体を生み出しているのではないことになります。

まだ2つの栄養繁殖をしているツクバキンモンソウの写真とその説明がありますが、ここでまた失礼させて頂きます。
とぎれとぎれになって申し訳ありませんが、私の能力ではこれくらいのペースでないと書けない文章です。非礼の段は御海容下さい。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - panda

2017/04/29 (Sat) 07:52:07

望月さん、おはようございます。
「いつか誰かの役に立つかも知れへんやろ。」そうですね、私も不思議に思ったことはネット検索して情報をあつめます。望月さんのツクバキンモンソウのことも、誰かが気になって調べられるかもしれませんね。
 そういえば、キランソウは節から根を出さないと図鑑には書いてありますが、時々根とはいえないくらいの細いヒゲ根くらいのものがでています。
ヤマラッキョウもムカゴを作っているものを見かけたことがあります。植物は足りないところを補おうとする力があるのかもしれませんね。ツクバキンモンソウの栄養繁殖のこと楽しみに読ませてください。

写真はエノキの雄花かなと思ったのですが、5裂しています。ムクノキですか?まだ新葉で葉の特徴がつかめずにいます。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - 神戸の望月

2017/04/29 (Sat) 21:11:13

pandaさん、こんばんは。

一足先に旅行に行った家族に取り残され、一人を楽しんでいます。
お尋ねの画像はムクノキだと思います。花被片とオシベが5個であること、葉の鋸歯が鋭いこと、葉の側脈が縁に達していることから、たぶん間違いないでしょう。
エノキやムクノキのような普通種の観察は、やはり樹木観察の基本ですね。
よくエノキの成木の葉はつるつる、ムクノキはざらざらと言われますが、成木のエノキでもざらつくものも結構あり、1本の枝に付く葉にもつるつるとざらざらが両方あったりします。
またエノキでは鋸歯のある位置にかなりの変異があって、全縁と言えるようなものもあります。

葉っぱマニアの知人に教えて頂いた話ですが、植物の葉の鋸歯の大きさと年平均気温は関係があるそうです。年平均気温が高いほど、鋸歯が全体的に小さくなると言う法則があって、古い時代の植物にも現在の植物にも当てはまるそうです。

画像は栄養繁殖つながりでオオイワカガミです。兵庫県ではイワカガミも分布していて、どっちつかずの中間的なものもあります。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - panda

2017/05/01 (Mon) 03:02:41

望月さん、ありがとうございます。
エノキとムクノキは調べたことがあり、もう一度振り返ってみると、望月さんが書いてくださった特長をちゃんとまとめていました。それなのにすっかり忘れてしまって・・・やっぱり、何度も繰り返し見て行く必要があるようです。でも、これで春のエノキとムクノキの違いがあわかりました。ありがとうございます。
今、樹木の勉強をしているので、ブログが間違えていないかチェックしてもらえるとうれしいです。
「年平均気温が高いほど、鋸歯が全体的に小さくなると言う法則」で思い出すのは、アオキです。こちらの山にあるのはナンゴクアオキ、鋸歯が小さく内側に向いています。
イワカガミを見ると高山植物に見えます。長崎の山はせいぜい1200mくらいなのです。
今、ウツギが咲いています。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - 神戸の望月

2017/05/01 (Mon) 23:06:36

pandaさん、こんばんは。

さて、本題に戻ります。
最初に言葉の話です。今まで2つのラメットを地下で繋ぐ器官を横走根と書いていました。匍匐枝や走出枝に比べると、聞きなれない語だと思います。私の判断では、匍匐枝や走出枝は地表に出ることも地下に潜っていることもあるもので、横走根は専ら地下にあり、地表に長く出ると枯死する器官です。
間違っているかも知れませんが、字面から「よこばしりする根」と言う意味が分かると思い触れずに来ました。検索すると、横走根を持つ植物の例としては、ガガイモが良く挙がっています。
因みに、匍匐枝と走出枝は通常、同義語として扱われていますが、専門家によっては使い分けている人もいます。


この画像のツクバキンモンソウは左から、1本の茎のラメット、2本の茎のラメット、1本の茎のラメット、そしてわずかに芽吹きかけたラメットで構成されています。
一番右の芽吹きかけのラメットは発根していますが、その根は地表に露出していたため枯れています。そしてそのラメットとその左のラメットを繋ぐ横走根も地表に出ていたため枯れかけており、このままの状態では、一番右のラメットはやがて枯死するだろうと思います。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - 神戸の望月

2017/05/01 (Mon) 23:24:42

この画像のツクバキンモンソウは、右から3本の茎のラメットと1本の茎のラメットで構成されています。そして左側のラメットの茎の最下部から右に少し出て、上に伸びる茶色く細いものが見えますが、これは枯死した横走根だと考えられます。
このジェネットは地上に7本の茎が見えていて、一見すると7本の茎を持つ大株のようでした。掘ってみれば、内訳はこのジェネットと2本の茎を持つ個体と1本の茎だけの個体でした。それぞれの個体に横走根の痕跡らしきものがあったので、全て栄養繁殖で殖えたものと推測できる状態でした。

栄養繁殖してラメットが殖えた場合、いつ横走根が切れるのかと言う問題があります。障害に会わなくても横走根の寿命があるはずです。そう考えると実際は栄養繁殖していても、横走根が切れ、その痕跡が完全になくなっていると外部形態からは判断できないこともあり得ます。

栄養繁殖する個体は内部に原因がある(遺伝的なもの)のか、外部にそれがある(環境的なもの)のか、あるいはその両方なのか、今のところは不明です。

持ち帰った個体を植えました。とりあえずは挿芽で殖やしてみるつもりです。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - panda

2017/05/02 (Tue) 09:15:08

望月さん、ありがとうございました。
ちょっと難しいのですが、ツクバキンモンソウは3.5%の割合で栄養繁殖しているものがある。その横走根は寿命があるから切れる。
単純に考えるとツクバキンモンソウは栄養繁殖するけれど、横走根は切れて一株のように見えようになる。だから、種子繁殖、栄養繁殖のどちらもしているのではないか。
それから、もう一つは種子繁殖しているツクバキンモンソウと栄養繁殖しているツクバキンモンソウには葉の大きさやつやなどの相違点はないのでしょうか?

キンランがあちこちに咲いています。

 

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - 神戸の望月

2017/05/02 (Tue) 11:45:25

pandaさん、こんにちは。

お礼を言わなければならないのはこちらの方です。こんな雑文を発表させて頂き、興味をもって読んで下さったのなら、これほど嬉しいことはありません。ありがとうございます。

質問して下さったのもありがたいです。自分の言葉の足りなかった所が分かります。

まだ観察した数は不十分ですが、ツクバキンモンソウは通常は種子繁殖をしていて、稀に栄養繁殖もしていると考えられます。そして種子繁殖をしている個体と栄養繁殖をしている個体は横走根の有無以外では、他の器官の特徴に違いはないです。

では栄養繁殖している個体と、種子繁殖している個体の生育環境に違いはないのかと言うと、今のところは分かりません。

横走根の寿命と言ったのは、どこまで地下で繋がって殖えて、その連結がいつまで続くのかと言うことです。
栄養繁殖する植物はたくさんありますが、その地下の連結が比較的長く続く種と、連結先のラメットが十分に発根して独立して自活出来るようになると、その連結が早く切れる種があります。
地下で連結していると、それぞれのラメットの条件の悪さを他のラメットが補ってくれるメリットがありますが、連結を維持するのにそれなりのコストがかかるとも考えられます。
モミジガサやホウチャクソウはその連結が早く切れる種として知られていると言う文章を読んだことがありますが、自分では確かめたことはありません。

「横走根が切れて一株のように見えるようになる」と言う表現は違います。
もともと栄養繁殖して複数のラメットが一株(一つのラメット)を構成していても、その連結が切れて、横走根の痕跡も残っていなかったら、最初から独立した個体群があるように見えると言うことです。
例えば、Aと言う個体が栄養繁殖してBと言う個体を生み出し、次にBが栄養繁殖してCを生み出したとします。
この時点ではA、B、Cの三つ合わせて一株です。地下で全て繋がっていますから。
その後AとBの連結とBとCの連結が、何らかの事情(外的な要因や「寿命」)で切れたとします。そして横走根の痕跡も消え去ったら、本当はAとBとCは栄養繁殖で殖えたクローンなのに、外見では判断できないことになります。

これでご質問への答えになっているでしょうか。
ご不明の点があれば、ぜひまたお知らせ下さい。
答えられないかも知れませんが、私も良い勉強になります。
これからしばらく旅行です。すぐにはお返事できませんが、ご了承下さい。

画像は実生1年目のツクバキンモンソウです。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - panda

2017/05/04 (Thu) 08:14:15

おはようございます、望月さん。
表現のしかたで、微妙なちがいがあることはわかります。「種子繁殖をしている個体と栄養繁殖をしている個体は横走根の有無以外では、他の器官の特徴に違いはないです。」と言うことは変種でもないわけですね。そこのところもわかりました。

植物は不思議ですね、一生懸命生きようとしているように思います。
今、ジャケツイバラがきれいです。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - 神戸の望月

2017/05/06 (Sat) 15:04:51

pandaさん、こんにちは。

短い旅が終わりました。memoを拝見しました。苦手なものに取り組もうとされている姿に拍手です。

この上の5月2日の投稿に間違いがありました。
横走根が切れて一株のように見えるようになる云々と言う段落で、「複数のラメットが一株(一つのラメット)」と書いているのは間違いで、「複数のラメットが一株(一つのジェネット)」とすべきでした。
どうもすいませんでした。

もう一つあげておくべき画像がありました。
この画像のツクバキンモンソウは20㎝程の横走根を出しています。それは地上に露出していました。他の例から考えると、栄養繁殖した場合、各ラメットを結ぶ横走根の長さは2,3㎝から4,5㎝なので、この横走根にもいくつかのラメットが付いていたと考えられます。

知人に木本で栄養繁殖するものはないのかと聞かれたので、少しそのことを書かせて下さい。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - 神戸の望月

2017/05/06 (Sat) 15:25:36

この画像のヤマグルマは幅60m、高さ80mほどの垂直に切り立った岸壁に生えています。17個体が群生しており、大きいものは樹高15m位です。個体と個体の根が繋がっている所がありますが、これはもちろん、栄養繁殖ではありません。互いに伸ばした根が触れ合った所で合着しているだけです。

こうした例とは異なり、ヤマグルマが栄養繁殖することがあります。
山形から新潟にかけてある飯豊(いいで)山地の高所で、多量の雪に地面に押し付けられた枝が根を出し、そこからクローンが生まれているのを見たことがあります。
こうした、地面に接した枝が発根してそこからクローンが生まれる現象は伏条更新(条とは枝のこと)とも呼ばれていて、栄養繁殖の一種です。

里山でも、ソヨゴなどの枝の柔らかい木本では伏条更新が見られることがあります。
ソヨゴはまた、倒れやすい樹木でもありますが、倒れても根の一部が生きていると、倒木の幹の上側が何か所か芽吹き、それが順調に育ち、やがて倒木が完全に分解されてしまうと、その育った木が何本か並んでいるような光景が見られることもあります。

どうです、pandaさん、樹木の観察には花や枝葉をみるだけでない、こうした風景を味わう楽しみもあります。

ソヨゴの伏条更新を撮っていた写真を探しましたが、見つかりません。見つかれば次にアップさせて頂きます。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - 神戸の望月

2017/05/07 (Sun) 18:05:04

pandaさん、こんばんは。

伏条更新をしているソヨゴの画像が見つかりました。
右側にある幹の高さ2m程の所から左に出ている枝の先が地面に接して、そこから複数の枝が新たに立ち上がり、それらが2m位になっています。
地面に枝が接するようになったのは、他の木の枯れた重めの枝に押し付けられたからだと思います。

Re: 栄養繁殖するツクバキンモンソウ - panda

2017/05/08 (Mon) 23:57:52

望月さん、お返事が遅れてすみません。
1回目はツクバキンモンソウの表現の違いを考えていたら、眠ってしまいました (~_~;A
2回目はヤナギも栄養繁殖?しているのを見たことがありますと書こうと思って、多摩川流域で見たヤナギの写真を探したのですが、わかるように写ったものがなく・・・、やっと3度目に、こうしてはいられないとお返事を書き始めました。ごめんなさい。

 絶滅危惧種の保護をするために、この数年挿し木という方法をはじめてみました。ですから、望月さんのお話してくださることは、自然界の中で起こっているそんなことなのかな?と思いました。

変なヘラオオバコ - 平家蟹 URL

2017/05/04 (Thu) 10:10:56

女性化シリーズ第二弾w
昨年見つけた雄しべが見えないヘラオオバコがまた生えてきたので撮ってみました。
右側のが一応正常な株、左のが雄しべが出て無くて雌しべだけの株です。

Re: 変なヘラオオバコ - 平家蟹 URL

2017/05/04 (Thu) 10:12:42

上から下まで雌しべだけで雄しべが出た様子はありません。
しかも雌しべの柱頭も普通よりずっと長い。

Re: 変なヘラオオバコ - 平家蟹 URL

2017/05/04 (Thu) 10:14:30

右側の一応正常な株も雄性期の下側でまだ長い柱頭が残っています。
普通なら残ってないですよね。

Re: 変なヘラオオバコ - panda

2017/05/04 (Thu) 17:24:25

女性化シリーズ第2弾、ヘラオオバコ・・・
ヘラオオバコに魅力は雄しべなのに、魅力が半減以下ですね。でも面白いってところでは写真に撮りたくなるね。二つならんでいるから環境が原因ともかんがえられないし、突然変異?そのうち図鑑にヘラオオバコは雌花と両性花があるという記述に変わったりして ^m^

私はヤマヒヨドリの性別なし個体・・・^m^

Re: 変なヘラオオバコ - 平家蟹 URL

2017/05/04 (Thu) 22:20:56

そうなんですよ、雌雄に別れつつある現場かも。
そうだとしたら進化の瞬間を見ているかもと思うと楽しい(^o^)

性別なし個体って蕊が全然ないってこと(^^;)

Re: 変なヘラオオバコ - panda

2017/05/06 (Sat) 01:22:13

進化の瞬間を見ているかも
そうよね、なが~い歴史の中でゆっくりゆっくり進化してるんだもの。

雨が降り出しました。連休が明けたら大忙しになります。植物散策で忙しいのはうれしいけど、雑用で忙しい・・・泣

進化したソテツではなく、蝶に食べられたソテツ


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