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1:神戸の望月
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2019/01/01 (Tue) 07:00:38
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https://bbs8.fc2.com//bbs/img/_768300/768207/full/768207_1546293638.jpg
pandaさん、みなさま、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
去年の暮れに出版された、とても面白い植物観察の本を紹介させて頂きます。
それは『カラザンショウ雌雄株の開花に秘められた謎』(創風社)と言う本です。
著者の鳥山重光氏は、イネ科植物のウイルス病の研究者で、東京大学本郷キャンパスと小石川植物園で観察したカラザンショウの開花の様子を観察した記録をまとめた内容になっています。
カラスザンショウは図鑑などでは雌雄異株とされています。
ところが鳥山氏の観察した個体では、まず最初に雄花が咲き、それが散った後に同一の個体の同一の花序に雌花が開いたことが確かめられています。
個体によって雄花の数の多少はあるものの、雄花だけや雌花だけを咲かせる個体(その存在の可能性については言及あり)は、実際には確認されていません。
1966年発表された正宗厳敬氏の「カラスザンショウは雌雄異株の植物ではない」(北陸の植物17)と言う論文があり、以前から雌雄異株説に対する疑問もありましたが、例外的な少数意見でした。
カラスザンショウは高木で花の観察が難しい個体も多いですが、個体数は多く、冬の間に枝に残存している果実を確認しておき、夏に花の観察をしてみようと思っています。
イヌザンショウやコガラスザンショウにも注目してみるつもりです。
画像はヤブツバキとモチツツジの2ショットです。
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2:神戸の望月
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2019/01/01 (Tue) 07:05:51
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鳥山氏の本のタイトルを間違えました。
正しくは『カラスザンショウ雌雄株の開花に秘められた謎』です。
新年早々たいへん失礼しました。
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3:神戸の望月
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2019/01/01 (Tue) 11:44:35
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画像の向きも間違っていました。
右に90度回転させて見て下さい。
度々申し訳ありません。
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4:神戸の望月
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2019/01/03 (Thu) 18:23:44
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https://bbs8.fc2.com//bbs/img/_768300/768207/full/768207_1546507424.jpg
pandaさん、こんばんは。
今日は椿友(つばとも)さんとヤブツバキの花見をしました。
ヤブツバキの花弁の形は、大別すると2種類に分けることが出来ます。
全体の形ではなく、花弁の基部の形なのですが、なだらかに基部にかけて細くなるタイプと、この画像のように基部がえぐられたように極端に細くなるタイプです。
両者を比べると、後者の方が基部で合着している部分が少なく、ほとんど離生しているサザンカなどにより近しい特徴とも言えます。
そして1本の木に2つのタイプの花が咲くことはなく、系統的に遺伝している特徴だと考えられます。
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5:神戸の望月
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2019/01/03 (Thu) 18:27:26
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https://bbs8.fc2.com//bbs/img/_768300/768207/full/768207_1546507646.jpg
上の画像のような花弁の基部が極端に細いタイプの花を、やや強引に押し開くと、花弁のすき間が目立ちます。
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6:panda
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2019/01/15 (Tue) 11:28:21
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https://bbs8.fc2.com//bbs/img/_768300/768207/full/768207_1547519301.jpg
望月さん、お返事が遅くなってすみません。椿が並んでいてお返事がすんだものと勘違いしてしまいました。
カラスザンショウの雌雄異株説が違っているということも、教えて下さってありがとうございます。